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posted:2017.4.4 from:京都府上京区 genre:旅行
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2016年12月、京都御所西の閑静な場所に
まったく新しいタイプのホテルがオープンしました。
大きな特徴は、築100年近い長屋をリノベーションした1棟貸しの客室に泊まれること。
すべての部屋に1階と2階があり、広々と、暮らすように滞在できるんです。
特筆すべきは「十人十楽」という名の通り、
10人の才人による京の時間、京の心を体験するための
「十楽(十のおもてなしプログラム)」が楽しめること。
十楽を提供するのは、次の10人。
クリエイティブディレクターの後藤繁雄さんが選びました。
一、味楽 冷水希三子(料理家)
二、美楽 小山泰介(写真家)
三、花楽 西山隼人(花屋みたて主人)
四、匠楽 田根剛(建築家)
五、室楽 小林和人(Roundabout店主)
六、画楽 高岡一弥(アートディレクター)
七、庭楽 西畠清順(そら植物園代表・プラントハンター)
八、身楽 手島渚(WHOLE TREAT SPA Inst. 代表、セラピスト)
九、装楽 野村春花(染士)
十、読楽 光村推古書院
客室は10棟あり、どの部屋もひとつとして似ていません。
こちらは京町家をそのまま生かした空間になっている1号室。
2階からは緑の庭や路地の景色が楽しめます。
床の間には、写真家の小山泰介さんの作品と
京都・紫竹にある花屋〈みたて〉の西山隼人さんによる花の設えが。
こんな伝統の息づく空間で現代の美を愛でられるなんて、贅沢!
檜風呂とミニキッチンがついているのもうれしいです。
門扉とサロンは、パリを拠点に国内外で活躍する建築家、田根剛さんによるもの。
こちらのサロンではウエルカムドリンクや朝食をいただけるほか、バータイムも。
ヴァンナチュールや京都産のジンを使ったお酒が楽しめます。
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四季十楽では、雑誌『GINZA』の連載「冷水さんの読むレシピ」でも活躍中の
料理家、冷水希三子さんが考案する朝食メニューが食べられます。
この春のメニューは新玉ねぎのスパイスポタージュや、
スナップエンドウとハーブソース、焼き春キャベツのレモンクミン、
きのこのオムレツ、キヌアとざくろのサラダ、ハム工房古都の無添加ハム、
吉田パン工房のパン、善積農園のりんごジュースなどなど。
朝の起きたての体にしみこんでいくよう、
春野菜をじっくり調理するメニューになっているそう。
朝起きるのが楽しみになりそうですね。
さらに4月から、セラピストの手島渚さんのディレクションによる
〈十楽WHOLE TREAT SPA〉も始まりました。
四万十生姜、ベチバー、ローマンカモミール、ブラッドオレンジ、
レモンなど10のオーガニックエッセンシャルオイルをブレンドした春の香りを使い、
十種の技を織り混ぜたオリジナルの施術を受けられます。
このほかにも、到着後に提供されるウエルカムドリンクと〈菓子屋 ここのつ〉のお菓子など、
四季を感じられるおもてなしがいろいろ。ロケーションも抜群です。
京都にいったら、ぜひ一泊してみたいですね!
information
四季十楽
住所:京都市上京区油小路通下立売上ル近衛町165
アクセス:電車:地下鉄烏丸線「丸太町」駅下車、2番出口徒歩12分/バス:京都駅から9、50系統で「堀川下立売」下車、徒歩5分
宿泊料:1棟当たり 37,000円〜
部屋数:10棟 ※全館禁煙
電話:075-417-0210
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