news
posted:2016.12.1 from:東京都渋谷区 genre:活性化と創生
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Kentaro Takaoka
髙岡謙太郎
たかおか・けんたろう●千葉県出身。オンラインや雑誌で音楽、カルチャー関連の記事を執筆。共著に『Designing Tumblr』『ダブステップ・ディスクガイド』『ベース・ミュージック ディスクガイド』など。インターネットがけっこう好き。
人口や建物など桁違いな規模感のまち、渋谷。
そのまちづくりは、“都市”ならではのアプローチです。
特殊で巨大なまち・渋谷を舞台に
ボトムアップからの都市づくりをテーマにした実験プロジェクトが
「SHIBUYA HACK PROJECT」です。
その「SHIBUYA HACK PROJECT」に関連した
セミナーイベント〈HACK OUR CITY -Shibuya-〉が
2016年12月2日(金)に渋谷・ロフトワークで開催されます。
“まち” や “都市” の
現代の事情に精通する人々によって開かれるこのイベント。
イベントの内容としては、
地理人の今和泉隆行さんと、ビジュアルデザイナーの河ノ剛史さんによる、
将来の渋谷の妄想地図をつくるワークショップ。
そして、株式会社ロフトワーク代表取締役の林千晶さんと、
株式会社オープン・エー代表であり
東北芸術工科大学教授、建築家でもある馬場正尊さんによる、
「都市計画と新たな価値創造」というテーマのパネルディスカッションなど
趣向を凝らした催しが行われる予定です。
また、「SHIBUYA HACK PROJECT」では、
すでにいくつかの実験プロジェクトが行われており、
その一例として10月に行われた「Street Furniture@渋谷音楽祭2016」を
少しだけご紹介します。
このイベントは渋谷の路上に、「関わりたくなる」家具などを配置。
通りがかりの人が、いつもとちょっと変わった目線でまちを眺めて、
佇むことのできる空間をつくる実験的な企画です。
Page 2
こちらの作品は、『渋谷鏡』(しぶやかがみ) 。
人工芝を張った1畳サイズのベンチは、覗き込むと真ん中に鏡が。
下を覗いて空を眺める、というちょっと特別な都市への目線が生まれます。
路上に突如現れた、なごやかな会場の様子です。
白い椅子の作品名は『しぶや座』。一見模型と思いきや、これも立派な椅子。
持ち運びも可能で、 渋谷の街を自由に組み替えられるベンチとしても使えます。
こういった取り組みから見えてくる、
街と人との関係を調査して行われる
セミナーイベント〈HACK OUR CITY -Shibuya-〉。
都市計画に知識がなくても、
まちのプロフェッショナルのフレッシュな話題が楽しめるはず。
このセミナーに参加したあとは、いつもの渋谷を
新しい視点で俯瞰できそうです。
information
Feature 特集記事&おすすめ記事
Tags この記事のタグ