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posted:2016.10.18 from:佐賀県西松浦郡有田町 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Kentaro Takaoka
髙岡謙太郎
たかおか・けんたろう●千葉県出身。オンラインや雑誌で音楽、カルチャー関連の記事を執筆。共著に『Designing Tumblr』『ダブステップ・ディスクガイド』『ベース・ミュージック ディスクガイド』など。インターネットがけっこう好き。
日本初の磁器として、佐賀県が世界に誇る有田焼。
今年2016年に創業400年を迎えました。
それを記念して国内外デザイナーと共同制作をした
有田焼の新ブランド〈2016/〉をリリース。
世界初の発売イベントとなるブランドデビュー展が、
2016年10月19日(水)を皮切りに、
西武渋谷店、西武池袋本店、そごう横浜店で開催されます。
このブランドデビュー展に先行して、
全アイテムを紹介する〈2016/ SHOP〉も、
地元、有田町の有田焼卸団地内にプレオープンしています。
〈2016/〉は、オランダを中心とする世界8か国16組のデザイナーと、
伊万里・有田焼産地の窯元・商社16組とのコラボレーションによる作品となります。
このブランドは、ふたつのラインナップで構成されます。
まずは、世界中の人々に使ってもらいやすい機能的な“スタンダードシリーズ”。
そして、熟練の技術と工程により制作された最上級の有田焼“エディションシリーズ”。
全シリーズで約300アイテムという多彩なラインナップです。
本ブランドは、既存の有田焼のイメージを拡張させる
洗練されたデザインによって、
国内だけでなく国外でも活発に展開注。
イタリアの〈ミラノ・サローネ〉で発表会を行ったり、
オランダ・アムステルダム国立美術館での展示など、
国内外で注目されています。
このブランドの発端は、佐賀県と在日本オランダ王国大使館との間で締結した
『クリエイティブ産業の交流に関する協定』をベースとしたもの。
オランダの優れたデザインと有田焼の高度な技術のコラボレーションにより、
ものづくりの“プラットフォーム”を創っていこうという、
これからの未来を見据えた企画です。
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佐賀県では、400年を機に、有田焼発展の礎となった
これまでの歴史を〈EPISODE 1〉と区切りをつけました。
そして、これからの新しい有田焼の物語を綴る、
節目の年となる今年から次の100年に向けての
全17プロジェクトを〈ARITA EPISODE 2〉と名付けたのです。
〈2016/〉は、そのこころみのひとつ。
有田焼の背負ってきた400年の歴史と、
国外のデザイナーが結びついて広がっていく物語。
国際交流も兼ねた陶磁器文化の新たなエピソードに触れに、
まずは展示に足を運んでみてはいかがでしょうか?
information
〈2016/ 〉ブランドデビュー展
■西武渋谷店
会場:西武渋谷店 A館 7階催事場
会期:2016年10月19日(水)〜10月30日(日)
■西武池袋本店
会場:西武池袋本店 7階インテリアフロア特設会場
会期:2016年10月19日(水)〜11月1日(火)
■そごう横浜店
会場:そごう横浜店 6階インテリアフロア美術館前特設会場
会期:2016年10月20日(木)〜11月2日(水)
Web:公式サイト
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