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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
お茶どころの静岡県静岡市にある、1955年創業の製茶問屋〈丸福製茶株式会社〉から、
お茶のポタージュ〈pochage ~ポチャージュ~〉が発売されました。
おにぎりにもサンドイッチにもあう、和のポタージュです。
バリエーションは
「静岡茶×じゃがいも」「ほうじ茶×きのこ」「抹茶×とうもろこし」の3種類!
カップに入れ、熱湯を注いでかき混ぜるだけで、
濃厚なお茶のポタージュを味わうことができる、
これまでになかった飲み物(食べ物?)です。
お茶でポタージュという前代未聞のチャレンジを行った丸福製茶。
お茶の香りと味をきちんと感じられることを一番に、合わせる素材を選定しました。
同社が持つお茶の技術の「火入れ(焙煎)」と「合組(ブレンド)」を生かし、
製造することに成功したのだそう。
静岡茶×じゃがいもでは、香り高く焙煎した静岡市大河内産の一番茶を使用。
お茶の甘みとまろやかなジャガイモがバランスよく、
静岡茶の香りも楽しめます。
抹茶×とうもろこしは、日本各地から厳選した抹茶を使用。
抹茶の渋みと、とうもろこしの甘みが引き立て合うバランスになっています。
ほうじ茶×きのこは、静岡県産の茶葉を職人技でじっくり焙煎して
仕上げたほうじ茶とマッシュルームのブレンド。
粗めに挽いたほうじ茶とマッシュルームが香ばしく優しい味わいです。
お値段は、3種類×2の6袋入で1,180円、
3種類×1の3袋入りで580円(いずれも税込)となっています。
それにしてもなぜ、お茶でポタージュをつくろうと思ったのでしょうか……?
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丸福製茶が〈ポチャージュ〉を開発した背景は、
ペットボトルや他飲料の台頭によるマーケットの縮小、茶葉愛好者の高齢化など、
茶業界を取り巻く環境が年々厳しさを増していることから。
ペットボトル以外のお茶を知っている消費者が少なくなっていることにも、
危機感を感じていたのだそう。
そこで開発したのが、お茶のポタージュ。
本商品の発売をきっかけとして、静岡県内の茶生産者および
製茶業界全体の活性化につなげたいと考えているのだそうです。
購入は丸福製茶公式サイト、新東名高速道路SAしずおかマルシェNEOPASA静岡ほか、にて。
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