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京都出身のふたり組が手がける
ストーリーのあるシューレース
〈ヴィンセントシューレース〉

コロカルニュース

posted:2015.12.19   from:東京都  genre:ものづくり / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Yu Miyakoshi

宮越裕生

みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。

くヴィンセントシューレース〉は、素材から仕上げまで、
すべて国内で行っているシューレース(靴ひも)ブランドです。
京都出身の男女ふたり組によって、2014年に誕生しました。
1900年代初期から1980年代に存在したすばらしいシューレースをリサーチし、
ふたりが“あったらいいな”と思うシューレースをつくっています。

性格はまるで違うけれど、とても趣味が合うというふたり。
ある時アンティークショップですてきなシューレースに出会い、調べてみたところ、
それは1950年代にアメリカでつくられたものでした。
ところが、そのひもはふたりが履いている靴には短かすぎたのだそう。
そこで“それなら、自分たちで靴ひもをつくってみては?”とリサーチを始めました。

コットンやアクリル、ポリエステルにシルク——調べていくと、
使用目的や発色の違い、風合いによっていろんな糸がありました。
それからふたりは、自分たちが心からほしいと思うシューレースをつくるため、
会社を始めることにしました。

靴の印象を左右するシューレースだからこそ、クオリティーにこだわり、
基礎部分は京都、静岡、
染めものは京都、福岡、奄美大島、
箱は東京の貼り箱工場で、状況に応じて適した土地で制作。
何度もサンプルをつくり、納得のいったものだけをリリースしています。

淡いグレーがきれいなくH.COOPER〉は、
ふたりがどうしてもつくりたかったというモデル。

グレーのニューバランスに、ヘザーグレーのスウェットを合わせるのがふたりの定番スタイル。
H.COOPERは、スウェットのフードのひもを結んでいた時に
“こんなひものようなシューレースがあれば”と思い立ち、
試行錯誤の末に生まれたモデルなのだとか。
名前は、ニューバランスを履いて走った最初のマラソンランナーとされている
Kenneth H.Cooperの名に由来しています。

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ストーリーのあるシューレース

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〈TRAVIS〉は、映画『タクシードライバー』の主人公のイメージに合わせてつくられたもの。
名前は、名優ロバート•デニーロが演じる主人公の名に由来しています。
ヘリンボーン織のシューレースは、オールドスクールなスニーカーにぴったり!

ウッディ・アレンの映画『アニー・ホール』のファッションが好きな方には、
〈Alvy Max〉がおすすめ。

こちらは、ウッディ・アレンが70年代に履いていた
ランニングスニーカーに似合いそうなシューレス、という空想から生まれたモデル。
カラーはブラックとウォームグレーの2色で展開。
ナイキのオールドスクールのランニングシューズやコンバースのスニーカーにぴったりです。

くヴィンセントシューレース〉のシューレースは、
少し時代が戻ったオールドスクール感と、いまらしい雰囲気のバランスが絶妙。
長く履いている靴や、デッドストックのスニーカーも、
洗練された雰囲気に変えてくれそうです。
詳しい情報やご購入は、公式サイトから。ぜひチェックしてみてください。

VINCENT SHOES LACE

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