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「マシューアンドクリスピー」
デビュー!大阪で200年、
老舗「あみだ池大黒本店」の
ケーキのような柔らかおこし

コロカルニュース

posted:2015.11.4   from:兵庫県神戸市  genre:食・グルメ / 買い物・お取り寄せ

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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

大阪土産の定番といえば、銘菓「岩おこし」、「粟おこし」。
お米を細かく砕いて、水あめ等のシロップで固めたお菓子です。
きりっとしたしょうがの辛さと黒砂糖のこくが味わい深い、
歯ごたえのある「岩おこし」と、
ごまを合わせた、さっくり歯ごたえと香ばしさが特徴の「粟おこし」。
この大阪銘菓を創業来200年にわたり手掛けるのが、
「あみだ池大黒社」さん。
誕生した舞台は「天下の台所」と言われ、
全国からお米が集まってきていた江戸時代の大阪。
当時、大変高価だったお米と砂糖を贅沢に使ったお菓子として、
全国で有名になったのがルーツだそう。

こちらが元祖

ですが時代のともに、おこしの特徴である「固さ」は、
若い世代には敬遠されることも。
この時代の変化に対応するべく、「柔らかおこし」の
構想が30年前に生まれ、
様々な新商品の開発が行われてきました。

9月大丸神戸店にオープンした「マシューアンドクリスピー」の店頭

そしてこの秋、ついに実現したのが、
新ブランド「マシューアンドクリスピー」。
アメリカの気軽なおやつの定番である、
マシュマロでお米のシリアルを固めたお菓子を
アレンジしたもの。
ライスクリスピーだけど、まるでケーキのよう!
食べやすく柔らかでしっとり。
ファッショナブルなルックスで、
口当たりの良い絶妙な柔らかさの米菓子になりました。
これは社員がNYに滞在した際に出会った
マシュマロ&ライスクリスピーのお菓子にヒントを得て、
そこから独自のレシピ配合を試行錯誤で繰り返した結果、商品化されたものなんです。

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200年前から受け継がれるおこしの技を発揮

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製造しているところ

このライスクリスピー、口当たりの良い絶妙な柔らかさにするには、
繊細なレシピの配合方法と温度管理が必要。
この作業を支えるのが、200年前から脈々と受け継がれてきた
おこし作りの工程なんです。
そして、チョコレートなどをデコレートするのは今年入社の
新入社員さんだそう。
おみやげにも喜ばれそうですね。
お値段は、ひとつ380円(税抜)より。

マシューアンドクリスピー

住所:神戸市中央区明石町40番地 大丸神戸店B1内

コロカル商店

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