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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
千葉県銚子市にある、県立銚子商業高等学校。
こちらの学校では、地元企業と連携した
商品開発授業の一貫で生徒さんたちが商品を企画し、
ユニークな商品をたくさん手がけています。
これまでに商品化されたのは、「銚子キャベツメロンパン」
「ぬれ煎餅アイス」「ぬれ煎餅抹茶アイス」
「銚子メロンアイス」などなど。
地場産の食材を使い、お菓子屋さんや地元の人たちと協力し合いながら、
「もっと銚子を盛り上げたい!」と頑張っています。
こちらは昨年の夏に発売され、大人気になった「銚子キャベツメロンパン」。
クッキー生地には銚子産キャベツが練り込まれ、
中にはカスタードクリームがサンドされています。
本当にキャベツが入っているなんてびっくり!
このメロンパンを銚子市の水産物即売センター「ウォッセ21」に出店している
「銚商夢市場」で販売すると大人気に。
1日に150個限定販売すると、毎回のように完売してしまうのだとか。
現在、この商品を開発した生徒さんたちは卒業し
社会人や大学生になっているそうですが、
商品開発に対する情熱は在校生たちに受け継がれているよう。
いまの生徒さんたちも「新しい商品をつくりたい」
「メロンパンをもっとおいしくしたい」と日々研究を重ねているんです。
なんと今年の冬には、メロンパンのおいしさが評価され、
山崎製パンから新商品「四角いメロンパン」を発売することに。
これは、銚子商業高等学校と千葉商科大学、
山崎製パン千葉工場、JA全農ちば、JAちばみどりが共同で開発したメロンパン。
四角いメロンパンの中に、あっさりとしたホイップクリームと
旭市飯岡産の貴味メロンのジャムが入っています。
11月1日(日)から千葉県内および関東地区の量販店・コンビニエンスストアにて販売されます。
さらに銚子商業高校では、地元のローカル線「銚子電鉄」を
応援するプロジェクトにも取り組んでいます。
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銚子のまち、6.4kmを1~2両で走るローカル線「銚子電鉄」。
2014年1月、この電鉄の「デハ2002」という車両が脱線事故を起こしてしまいました。
そこで立ち上がったのが、銚子商業高校の銚電応援チーム。
彼らはこの車両の修理代、数千万円を少しでも捻出したいと思い、
クラウドファンディングを開始。
その年の冬には、目標金額を上回る484万円を集め、銚子電鉄に寄付しました。
2015年1月、電鉄は車両の修理を開始。
今年の春には、無事に運行を再会することができたそうです。
子どもの頃から銚子電鉄に乗ってきた生徒さんたちにとって、
銚子電鉄はとても思い入れが深い電車のようです。
この銚子電鉄応援プロジェクトは現在の在校生たちにも受け継がれ、
今年はご当地ヒーロー「銚電神ゴーガッシャー」と一緒に電車に乗れる
「ゴーガッシャー列車」を運行!子どもたちは大喜びだったとか。
ゴーガッシャーは、今年の夏に東京の「KITTE」で開催された
銚子電鉄応援イベントでもお客さんを呼び込み、大活躍。
ゴーガッシャーに扮していた生徒さんは
その日の夜、興奮して眠りにつけなかったそうで、
次のようにコメントを寄せてくれました。
「ゴーガッシャーには、子供たちの夢と希望が詰まっています。
子供たちに夢と希望を与える仕事ができて、とてもうれしくて、夜も眠れませんでした。
そして、たくさんの人を笑顔にできました。
お客さんとの世間話で盛り上がったのが1番の思い出です。
これからも、地元の銚子のばあさんたちとのふれあいを大切にしていきたいです」
銚子商業高校の商品は、ウオッセ21に出店しているお店「銚商夢市場」などで購入できます。
メロンパンのほかにも、隠れた名品がいろいろあるよう。
ぜひ一度行ってみたいですね!
ウォッセ21「銚商夢市場」
営業日 土・日・祝
時間 9:00〜16:00
住所 千葉県銚子市川口町2-6529-34
電話 0479-25-4500
※学校行事等により営業しない日もあります。
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