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Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
今日は全国和菓子協会が制定した「和菓子の日」!
なぜこの日が和菓子の日なのか?
というと、もともとこの日は、「嘉祥の祝」(かじょうのいわい)と言って、
健康招福を願うお祝いの日。
西暦848年より、仁明天皇から豊臣秀吉らが、
菓子や餅を食べるお祝いの日として歴史を受け継いできました。
江戸時代に最も盛んになり、幕府では江戸城の500畳の
大広間に饅頭・羊羹など約2万個の菓子を並べ、
将軍から大名・旗本に与えたこともあったそう。
明治時代以降廃れてしまったこの「嘉祥の日」を、
昭和54年に復活させたのが、
本日「和菓子の日」というわけです。
全国の和菓子店では、嘉祥の儀式や
和菓子の日にちなんだお菓子が販売されるところも。
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そんな本日のおやつは、「嘉祥饅頭」。
「嘉祥の日」を祝うお菓子です。
「とらや 赤坂本店」さんで購入しました。
黄色の御膳餡(こしあん)入り「薯蕷饅頭」、
紅色の小倉餡入「新饅」、
茶色の御膳餡(こしあん)入り「利休饅」。
刻印されているのは、
江戸時代にこの通貨16枚でお菓子を買って食べたという「嘉定通宝」、
打ち出の小槌の「招福」、
そしてシンボルマーク「和菓子の日」!
ちなみに、「とらや 赤坂本店」さんは、
本社社屋の建て替えに伴い、2015年9月30日にて一時休業。
2018年にリニューアルオープンする予定なのだそう。
本日、ぜひ厄除けと招福を願って
和菓子をお召し上がりになってはいかがでしょうか?
・とらや「嘉祥饅頭」
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