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posted:2015.6.6 from:愛知県岡崎市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
昨年、愛知県岡崎市の住宅街に
新しいかたちの集合住宅「竜美丘コートビレジ」がオープンしました。
こちらは、部屋を住居にしたり、お店にしたりと、
住む人によってさまざまな暮らし方ができる家。
家庭や仕事の変化に合わせて、いろいろな使い方ができるんです。
現在は一般の家庭や八百屋さん、ネイルサロン、
設計事務所、デザイン事務所などが入居しています。
近ごろ、こちらで始まったマルシェ「スミビラキ」が人気を集めているそう。
マルシェを始めたのは、ここに入居する
「森の花畑 やおや」さんと設計士さん。
最初は友人に声をかけて小さなマルシェからスタートし、
現在は月に一度のペースで開催。
口コミを聞きつけたお客さんが集まり、にぎわいを見せています。
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「竜美丘コートビレジ」は、9軒の住戸と、
借り増しできるアネックス(別棟のはなれ)からなる集合住宅。
モルタルと木材を組みあわせた建物は、
不思議とあたたかみがあります。
さまざまなかたちの建物が並び、
通路が入り組んだコート内は、まるで迷路のよう。
設計を手がけたのは、東京にある
建築設計事務所「Eureka(エウレカ)」さん。
主宰の稲垣淳哉さんは愛知県岡崎市のご出身で、
竜美丘にも思い入れが深いとか。
設計にあたっては、中国・福建省で目にした
伝統的な町家からヒントを得て、建物の配置を工夫。
随所に軒下を取り入れることで木陰に風が流れ、
人びとが集う空間が生まれることを意識したそう。
住民の方々は、「竜美丘コートビレジ」の
オープンな構造が気に入っている方ばかり。
プライベートな空間は守りつつ、
適度に開かれた環境も心地良いようです。
設計と住む人の工夫によって
暮らしが豊かになっていく、新しいかたちの集合住宅。
これからの展開も楽しみですね。
今月末の日曜日にも、月に一度のマルシェが開催されます。
お近くの方はお出かけになってみてはいかがでしょうか。
スミビラキ <竜美丘コートビレジの月イチマルシェ>
日時:6月28日(日)
時間:10:00~15:00(予定)
会場:竜美丘コートビレジ
住所:愛知県岡崎市明大寺町字大圦
アクセス:JR東海道本線「岡崎」駅から徒歩20分/名古屋鉄道「東岡崎」駅から、竜美丘循環バス乗車(南口11番乗り場)「竜美南」停留所から徒歩5分
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