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〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
どこかに置き忘れてきてしまったり、すぐに壊れてしまったりする傘。
「CASA PROJECT」は、そんな傘をテントやバックなどに
生まれ変わらせてしまうプロジェクトです。
たとえば、傘の生地をパッチワークして、
こんなにかわいい自転車カバーができます。
傘の防水性を生かしたナイスアイデア!
色味を抑えたモノトーンカラーもあります。
こちらはサドルカバー。
これがあれば、もうサドルにスーパーのビニールを
かぶせるなんてこと、やめられそう。
いずれも「トーキョーバイクギャラリー」でお取り扱いしています。
こちらは、つぎはぎ感がかわいいコースター。
コースターやバックなどは、六本木の国立新美術館内
「スーベニアフロムトーキョー」でお取り扱いしています。
一つひとつ色や柄が異なるので、選ぶのもたのしい。
CASA PROJECTは、主催者のHOUKOさんが学生だった頃、
空間設計の課題がきっかけで生まれたプロジェクトです。
日本国内で年間約1億2000万本消費さている傘に着目し、
「身近にあるものを活用して“自分でつくる”ことを楽しみたい」とはじめました。
そこには、一人ひとりが必要以上にものを買うことをやめ、
必要なものを自分でつくるようになれば、
新しい未来が見えてくるはず、という思いがあったそう。
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「CASA PROJECT」は、展示やワークショップなども行っています。
ワークショップでは、レジャーシートをつくったり、ポーチをつくったり。
傘を使ったものづくりは、子どもにもできるほどかんたん。
これはぜひ挑戦してみたい!
2007年にはじまり、今年で9年目を迎えたCASA PROJECT。
今年の春、HOUKOさんは結婚をきっかけに
東京から宮城県気仙沼市へ拠点を移されたそう。
「気仙沼は、東日本大震災で甚大な被害を受けた地域の一つです。
私に大きな働きができるとは思いませんが、
消費に頼らないで“つくりながら暮らす”ことを実践し、発信していけたら。
“つくること”があたりまえのこととして
身近にあったらいいなと思います」と語ります。
身近なゴミをかわいいものに変えてしまうこのプロジェクト。
まだまだ広がっていきそうですね!
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