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杉山早陽子&太田宗達が祈りを考える。お菓子の展覧会「祈りの形 ―京菓子展―」神戸で開催

コロカルニュース

posted:2014.10.21   from:兵庫県神戸市  genre:食・グルメ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

兵庫県神戸市にある「ギャラリー島田」で、ただいま
お菓子の展覧会「祈りの形 ―京菓子―」が開催されています。
テーマは「祈り」。
会場に展示されているのは、「祈り」をテーマに作られた京菓子。
創作菓子「日菓」の活動で注目される杉山早陽子さんの「御菓子丸」と、
京文化研究・食文化研究の第一人者であり、アートとしての菓子や茶会を
プロデュースする太田宗達さんの「御菓子角」の二人展です。

本企画は、京都にある「有斐斎 弘道館」とギャラリー島田のコラボレーション。
そもそも「京菓子」は、信仰をバッググラウンドに持つお菓子で、
厳密には、「和菓子」とは別のものなのだそう。
京都で独自の進化を遂げてきた「京菓子」の多様な文化的役割を考え、
京菓子に込められた「祈り」に、現代に生きるヒントを探る展覧会なんです。

祈りをテーマとしたお菓子たちは、可愛らしくも、
厳かな雰囲気。

「菓子は神仏への供えものや人と人との間をとりもつ贈答のものとして、
唐果物の時代からおよそ二千年の歴史を重ねてきたコミュニュケーションツールと
考えることができると思います。」(御菓子角(太田宗達))

展示は23日まで。

■祈りの形ー京菓子ー
会場:ギャラリー島田
住所:〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲート1F deux
会期:10/18(土) ~ 10/23(木)
時間:12:00~19:00 *火曜日は ~18:00、最終日は ~16:00
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