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Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
秋の味覚の代表格である栗が、いま旬まっさかりです。
長野の”栗の郷”とよばれる小布施町でも、
地元のお菓子屋さんの店頭は、新栗を使った
栗きんとんやモンブラン、栗おこわなどで賑わっています。
なかでも高い人気を集めているのが、
「栗むし」や「栗かのこ」で知られる
栗菓子の銘店、小布施堂さんがつくる「朱雀」。
中国の神獣の名を冠したこのお菓子、まるでまぼろしの
動物のような神秘的なフォルム。
採れたての新栗の皮をとり、裏ごしして素麺状にしたものを
栗の餡の上にふわりと盛っています。
新栗の繊細な風味を損なわぬように、注文が入るたびに
栗菓子工場へ取りに走って提供されるのだとか。
この「朱雀」は残念ながら今日までの期間限定での提供です。
新鮮な栗のおいしさと個性的なフォルムで
たいへんな評判となり、現在では毎朝8:30から一日分の
整理券を配布するのですが、すぐになくなってしまうのだそう。
来年チャレンジしたい逸品です。
ちなみに、小布施堂さんでは、小布施の山をかたちどった
生栗菓子の「雁の山」も販売されています。
こちらは10月いっぱいまで提供されています。
・小布施堂
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