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奈良の森で、
福島と奈良をつなぐ物語。
写真家、鈴木心の
「写真店 かをるやま」

コロカルニュース

posted:2013.8.23   from:奈良県奈良市  genre:アート・デザイン・建築

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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

福島県郡山市出身の写真家、鈴木心さん。
コマーシャルやポートレイトなど幅広いジャンルで活躍するほか、
写真家を育成するためのワークショップを数多く開催し、
自らのWebサイトでは、数百枚にも及ぶ自分が撮影した写真を
著作権フリーでアップロードし続けるなど、現代的な感覚を
持ち合わせながら、写真という表現を真摯に追求されている写真家です。

そんな鈴木心さんが、奈良県にて個展「鈴木心 写真店 かをるやま」を開催します。
会場は奈良市で30年以上の歴史を持つ「くるみの木」の「秋篠の森」にある
ギャラリー「月草」。写真「展」ではなく「店」なのがポイントです。

展示のテーマは、古代からの奈良と郡山の物語。
鈴木心さんの視点で切りとられた福島の「今」を伝えます。
実は、奈良と福島は姉妹都市であり、郡山という同名の駅を持つほか、
両都市にて、福島県出身の釆女を主人公とする
悲劇「うねめまつり」が開催されているなど、深い縁を持つ土地なんです。
タイトルの「かをるやま」とは、福島を来訪した歌人が詠んだ歌にある言葉で、
「こおりやま」という地名の由来とも言われています。

会場では写真の展示のほか、奈良の古道具や、三春町でこ屋敷恵比寿屋の張子、
会津市三島町のまたたび細工など、福島と奈良の工芸品なども展示・販売します。

そのほか、8月24日(土)にはトークイベント「いままでとこれからの福島のこと」
や、「夜の写真塾」を。8月25日(日)には写真のワークショップ「見ること、見せること」
や、鈴木心さんによる「肖像写真撮影」なども行われるのでお近くの方はぜひ。
詳細は下記Webサイトにて。

鈴木心 写真店 かをるやま

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