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posted:2022.7.1 from:福岡県柳川市 genre:エンタメ・お楽しみ
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writer profile
Satoko Shikada
鹿田 吏子
しかだ・さとこ●長崎県出身、福岡県在住。情報誌編集部を経て、フリーランスに。雑誌や企業広報誌などで編集、取材、執筆などを行う。時間ができると国内外の旅に出かけ、存分に楽しんだのち、日常に戻る瞬間が好き。
福岡県柳川市といえば、
市中に堀割が張り巡らされた城下町。
その中心部に位置する〈柳川藩主立花邸 御花〉は、
かつてこの地を収めた柳川藩主・立花家の屋敷を、
その末裔が受けつぐ老舗料亭旅館です。
約7000坪もの敷地内には、伯爵家時代の邸宅や庭園もあり、
その全てが国指定名勝に指定されています。
その〈御花〉でこの夏、開催されるのが、
同じく福岡県の中でも“伝統工芸のまち”として知られる八女市で、
約200年にわたり〈八女提灯〉をつくり続ける
〈伊藤権次郎商店〉とタッグを組んだ〈奇怪夜行〉。
「妖怪」をテーマにした提灯たちが、文化財にあかりを灯す、
夏の夜に、贅沢かつ、涼しさを届けてくれるイベントです。
イベントが開催されることになったきっかけは、
元々、妖怪が描かれた提灯を製作していた
〈伊藤権次郎商店〉8代目・伊藤博紀氏からの、
「〈御花〉で展示することはできないか」という問い合わせから。
偶然にも、立花家にも妖怪をテーマにした絵巻物が代々残されており、
両者の想いが一致したのでした。
会場には、初開催となった昨年、絵巻物から妖怪を選び、描かれた提灯に加え、
今年は未発表の作品も展示される予定。
これまでにない、「新しい提灯の世界」が広がります。
敷地内の立花家史料館では、絵巻物の展示も。
合わせて鑑賞すれば、世界観を余すことなく堪能できそう。
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7月30日(土)から8月14日(日)まで、
16日間にわたって開催されるイベント期間中には、
土日を中心に、選りすぐりのスイーツショップなどが出店する夜市も開催。
さらに期間中、1日1部屋限定で、
妖怪提灯と一夜を過ごすことができる、「妖怪ルーム」を用意。
宿泊者には、イベント限定提灯のプレゼントも。
福岡空港や博多駅、繁華街・天神などからも、アクセスしやすい柳川。
この夏の小旅行にいかがでしょうか?
information
柳川藩主立花邸 御花
住所:福岡県柳川市新外町1
Web:柳川藩主立花邸 御花
奇怪夜行
会期:2022年7月30日(土)~8月14日(日)
時間:18:00〜21:00(最終入場 20:30)
※おはな夜市は、7月30日(土)、31日(日)、8月6日(土)、7日(日)、11日(木・祝)、13日(土)、14日(日)の15:00〜21:00に開催
入館料:一般 1500円、高校生 1000円、小中学生 500円、乳幼児 無料
*価格はすべて税込です。
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