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posted:2022.5.10 from:和歌山県 genre:旅行
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writer profile
Mae Kakizaki
柿崎 真英
かきざき・まえ●ライター。宮城県仙台市出身。2019年よりフリーランスライターとして、東京を拠点に活動中。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを活かして、Webメディアや雑誌などに寄稿を行う。
世界遺産で知られる熊野古道。
古くから熊野詣でにぎわった宿場町、田辺市中辺路町近露に
コンテナハウスヴィラ〈SEN.RETREAT CHIKATSUYU〉(以下、CHIKATSUYU)が
2022年4月28日(木)にオープンしました。
コンテナ1棟がひとつの客室という、
密を避けて利用できるニューノーマルにも対応したつくりが特徴。
プライベートガーデンやたき火を囲めるテラス、自由に使えるピザ窯などを備え、
非日常のワクワク感やゆったりとリラックスした時間を堪能できる施設になっています。
“歩いて、遊んで、夢中で休んで”をコンセプトとする〈SEN.RETREAT〉は、
大自然の中でストレスをリセットする「リトリート体験」ができる無人運営宿のブランド。
2021年10月には標高300メートルの山間にある集落、田辺市中辺路町高原で
空き家をリノベーションした一棟貸し宿〈SEN.RETREAT TAKAHARA〉
(以下、TAKAHARA)をオープンしています。
同ブランド2軒目となる〈CHIKATSUYU〉は、
大自然に囲まれた〈TAKAHARA〉とは対照的に、
「遊び心満載の、ちょっとルーズで心ゆるまる宿」になっているといいます。
客室タイプは大きく3種類。
ウッドデッキと芝のテラスから成るプライベートガーデンつきのコンテナは、
4人用と6人用が各2棟。
6人用には、ペットとの宿泊が可能になっています。
そして、コンテナハウスの屋上部分にテラスを設置した
「4人用ルーフトップテラスつきコンテナ」が1棟と、
「2人用トレッキングコンテナ」が2棟。計7棟から構成されています。
プライベートガーデンでは、
備え付けのプロジェクターとスクリーンを利用して映画鑑賞をしたり、
芝生のうえでヨガをしたりと、アイデア次第でさまざまな使い方が楽しめます。
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食事は、用意された和歌山県産の食材で自ら調理を行うスタイル。
本格石窯で焼きあげるピザや、
燻製窯でつくるスモークベーコン、スモークチーズなどを味わうことができます。
燻製に使用するチップも、もちろん紀州材です。
愛犬と宿泊される方は、地元で捕獲された鹿肉(ジビエ)で
犬用ジャーキーもつくれます。
バーベキューのお肉には、ブランド牛の〈紀州和華牛〉を用意。
和歌山の豊かな自然の中で育った、脂肪が少ない上質な赤身肉となっています。
そのほか、熊野野菜のチーズフォンデュやアヒージョなどをいただくことができます。
そして、ドリンクも地場産品にこだわりぬいたラインナップに。
みかんジュースや梅サイダー、地元のクラフトビールなどが
オールインクルーシブで味わえます。
食後は敷地の中央にあるたき火台で、ゆらめく炎を見ながらリラックスタイム。
デザートにもぴったりなマシュマロを焼くアウトドア体験も可能ということです。
朝食は、ベーコンやチーズなどの具材を挟んだホットサンドのほか、
近露の自家焙煎珈琲店〈CABELO〉から取り寄せた
オーガニックコーヒーを豆から挽くコーヒーなどが楽しめます。
〈CHIKATSUYU〉近隣には熊野古道だけでなく、さまざまな観光名所が点在しています。
世界的な建築家ユニット〈SANAA〉が手がけた美術館〈熊野古道なかへち美術館〉や、
樹齢約800年の杉の巨木として知られる〈野中の一方杉〉、
田辺市の天然記念物に指定されている樹齢約300年の枝垂桜〈野長瀬の枝垂桜〉などに
足を運んでみるのもおすすめです。
「熊野古道を訪れる観光客=トレッキング目的のみ」という
現状を変えるべくオープンした〈SEN.RETREAT〉。
この宿を通して、多様な観光目的の人々が熊野古道を訪れるようになる日も近いはず。
information
SEN.RETREAT CHIKATSUYU
*価格はすべて税込です。
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