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posted:2020.12.25 from:愛媛県大洲市 genre:旅行
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writer profile
Emi Ishida
石田絵美
いしだ・えみ●埼玉県出身。ファッションやカルチャーを軸に、WEB・紙媒体で編集・執筆を行う。旅行では地元のみなさんが集まる食堂や居酒屋を訪ねるのがマイルール。酒とおいしいものをこよなく愛する飲兵衛。
2020年7月にオープンした〈NIPPONIA HOTEL大洲 城下町〉は、
大洲城を中心にフロントやレストラン、各客室が
点在する分散型ホテルと呼ばれる宿泊施設です。
松山空港から1時間ほどの距離にある大洲市は、
2004年に復元された〈大洲城〉や、
明治期の名建築〈臥龍山荘〉など歴史的資源が数多くあり、
「伊予の小京都」とも呼ばれている場所。
肱川を挟んで南北に広がる大洲市。
近年、古民家などに泊まれる施設は全国にありますが
〈NIPPONIA HOTEL大洲 城下町〉では、
なんと大洲城の天守に宿泊できるんです。
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ヨーロッパでは古城を改装したホテルがありますが、
〈NIPPONIA HOTEL大洲 城下町〉の〈キャッスルステイプラン〉は
1日1組限定で城そのものに宿泊が可能です。
老朽化が原因で明治時代に一部を残して、天守が廃城。当時の古写真や木造雛形が現存していたことから、地元住民の保全活動や、市民の寄付によって2004年に木造で完全復元されました。
ベッドルームは天守1階。かつての城主・加藤貞泰も本丸で過ごしたそうです。
さらに宿泊だけでなく、
宿泊者は馬で入城する城主をサポートする影武者として、
1617年の城主、加藤貞泰の入城シーンを再現するサービスも。
歴史好きにはたまらない宿泊プランとなっています。
法螺貝の合図が城周辺に鳴り響くなか、入城がスタート。
のぼりを持ちながら家臣たちが城主・加藤貞泰の入城を待ちます。
宿泊者は加藤貞泰の影武者に扮し、馬に乗って入城。記念の城主証書も授与されるそうです。
自分の号令によって、鉄砲隊が祝砲を放つというダイナミックな演出も見逃せません。
このほか、雅楽などの伝統芸能鑑賞や、
重要文化財〈臥龍山荘〉を貸し切って朝食を堪能できるなど
忘れられない体験ができます。
重要文化財〈臥龍山荘〉は、明治時代の豪商・河内寅次郎の別邸として建てられたもの。
贅沢すぎる〈キャッスルステイプラン〉は、30組限定で2名1泊1,000,000円(税別)。
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〈キャッスルステイプラン〉のほかにも、
城下町の宿泊棟プランも用意されています。
かつて、ロウの一種「木蝋(もくろう)」で
財を成した豪商・村上氏の邸宅〈村上邸群 OKI棟〉や、
400年以上続いた老舗料亭跡地の〈いずみや別館 TUNE棟〉を
リノベーションした客室に宿泊が可能です。
〈村上邸群 OKI棟〉。
〈いずみや別館 TUNE棟〉。
3つのタイプの部屋から選べるので
人数や予算に合わせて、チョイスしてみてください。
どの部屋にもホテルオリジナルの檜風呂が完備されていて、
まち歩きで疲れた体を癒してくれます。
〈スタンダードルーム〉の檜風呂の様子。
まちに溶けこむように泊まれ、
ときを越えた体験ができる〈NIPPONIA HOTEL大洲 城下町〉。
ここでしかできない特別な旅になること間違いなしです。
information
NIPPONIA HOTEL大洲 城下町
住所:愛媛県大洲市大洲888
宿泊料金:参考価格 58,080円〜(2名1泊朝食付/時期により価格が変動することがあります)
チェックイン:15:00〜20:00
チェックアウト:〜12:00
客室:全11室
TEL:0120-210-289(VMG総合窓口)※受付時間11:00〜20:00
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