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Saki Ikuta
生田早紀
いくた・さき●インディペンデントな広告会社『ココホレジャパン』の新米アシスタント。生まれも育ちもド田舎の27歳。やばい芋ねえちゃんとして青春時代を過ごす。その野暮さは現在も健在! さりげなく韻を踏むことが生業です。
岡山駅から徒歩10分の〈more fruits〉(以下、モアフル)が、
1周年を迎えました!
〈モアフル〉は「日常にもっとフルーツを」をテーマにしているスムージーのお店。
注文を受けてから1杯ずつつくるので、
果物のフレッシュさを存分に味わえます。
倉敷ひらまつ農園さんのレモンやミカン、
池宗さんのモモやシャインマスカットに、
小堀さんの瀬戸バナナなど、農家さんの名前がわかる果物を中心に使用。
店主の橘将太さんが実際に農園へ出向き、
旬の岡山県産フルーツを適正な価格で直接仕入れています。
夏にはシャインマスカットの瑞々しい飲み口に潤され、
今の時期ならイチゴがたまらなくおいしい。
百貨店勤務時に高品質な果物を扱っていた橘さんの、
素材を生かす力はたしかなものです。
「前職で、果物は高いというイメージがあることに気づきました。
だけれど、果物ができるまでにはいろんな苦労や工夫があって、
たとえば栄養が集中するように
あえてひとつの木にひとつしか実がならないように育てている
メロン農家さんがいたりします。
いい果物が相応の価格になる背景を知ってもらいつつ、
手軽に果物を楽しんでもらえたらと思って〈モアフル〉を始めました」
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〈モアフル〉は、店頭で果物や農家さんの特徴を伝えることはもちろん、
お客さんが実際に農園を訪れることができる
「大人の社会見学」というツアーも企画しています。
第1弾は〈林ぶどう研究所〉で開催。
ブドウについての授業、旬のブドウの食べ比べ、ブドウ狩り、
ツアー限定のブドウスムージーが楽しめる大満足の内容は、
お客さんからも好評だったそう。
「現地でどんなふうになっているのか、どう育てられているのかを知れば、
果物に対する見方も変わってくるのかなと思います」
さらに、農家さんのプロモーションビデオも制作中とのこと。
現地に足を運べないお客さんにも果物ができるまでの過程を共有できますね。
また、今年は直接的な消費だけでなく
「ギフト」を通して果物を身近に感じてもらえるようにしたいと橘さん。
〈モアフル〉で使えるデジタルのギフトカードや、
ちょっとした贈り物に便利なジャムの商品化、
後々ランプシェードとして使える真備の竹細工を
果物の箱がわりにすることを考えているそう。
農家さんのセレクトショップであり、
広告塔でもある〈モアフル〉。
ぐっと踏み込んで果物の良さを広めてくれる、
心強いスムージー屋さんが岡山にはあります。
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