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posted:2018.12.18 from:山梨県北都留郡小菅村 genre:暮らしと移住 / アート・デザイン・建築
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Saki Ikuta
生田早紀
いくた・さき●インディペンデントな広告会社『ココホレジャパン』の新米アシスタント。生まれも育ちもド田舎の27歳。やばい芋ねえちゃんとして青春時代を過ごす。その野暮さは現在も健在! さりげなく韻を踏むことが生業です。
断捨離やミニマリストなど、
今までの生活のあり方を見直すムーブメントが勢いを増す現代。
またひとつ、その流れで世の中の注目を集めているのが〈タイニーハウス〉です。
単に小さな家というわけではなく、2008年の金融危機をきっかけに
「シンプルで無駄のない生活」が実現できる住居として広がりました。
そうしたタイニーハウスの魅力的な設計アイデアを求める
〈タイニーハウスデザインコンテスト2019〉が、現在応募を受付中です!
建築関係の資格や経験は不問で、アイデア重視。
「タイニーハウスを使ってどんな暮らしがしたいか」を掘り下げ、
未来の住まいの選択肢を創ることが目的です。
今回は「どれだけワクワクできて楽しいか」が大事な審査基準のひとつとなっており、
最優秀賞に輝くと、なんと自分の作品を建築してもらえます!
絵に描いた餅で終わらない、そのリアルさがこのコンテストの魅力です。
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コンテストの舞台は山梨県の小菅村。
豊かな森と水源に囲まれた、人口700人の小さな集落です。
近年では若い世代の移住者が増えたこともあり、
村の自然資産を生かした次世代の新しい住まいづくりに取り組んでいます。
その一環として、暮らしかた提案のプロ〈YADOKARI株式会社〉とタッグを組み、
官民協働でタイニーハウスのコンテストを行っているのです。
2017年の初回開催時に優秀賞を受賞したのは、
「設計の専門家」ではなく普段は陶芸を営んでいるという中角泰子さん。
わずか6坪の八角形タイニーハウスに、
自分のほしいものをすべて詰め込んだ面白さが評価されました。
また、「森林の活用」をテーマにした2018年開催時に
最優秀賞を受賞したのは根岸陽さん。
外界と一体になった小さなユニットの連結からなり、
森の中や傾斜地でも建設が容易な点が高評価に。
タイニーハウスの建設と植樹をセットにするなど
森林との共生が考慮されている点も◎でした。
このように、小さな家について考えるからこそ知恵が芽生え、
今まで見えていた世界がより大きく広がるはずです。
このコンテストをきっかけに、あなたも毎日の生活を見直してみませんか?
information
タイニーハウスデザインコンテスト2019
テーマ:「小さくても楽しい家」
参加費:無料
参加資格:資格・経験不問
応募登録期限:2019年2月28日(応募登録がない場合、作品の提出不可)
作品提出期限:2019年3月31日
結果発表:2019年5月下旬
各賞:最優秀賞1点、特別賞は複数点(村長賞やヤドカリ賞など)
提出先・問合せ先:山梨県北都留郡小菅村4581番地 小菅村YLO会館3階
小菅村役場 タイニーハウスプロジェクト事務局
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