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posted:2018.2.9 from:長崎県島原市 genre:食・グルメ
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writer profile
Sakurako Ueda
うえださくらこ
●岐阜県出身。1994年生まれ。大学時代行った手紙の研究をきっかけに、誰かの物語を紡ぐことに魅力を感じ、フリーライターを目指す。
今日のおやつは、〈島原 明月堂〉のカステラ。
島原とは、長崎県にある半島で、ちょっと不思議な食品が集まっています。
長崎といえば、福砂屋さんのカステラが有名ですが、〈島原 明月堂〉の
島原かすてらは長崎カステラとはちょっと違うんです。
カステラの底にはザラメが敷かれているイメージがありますよね。
「長崎五三焼」と言われるこのカステラは、生地に混ぜ込んだザラメが
撹拌されても下に敷かれたかのように残っているのが特徴。
でも島原かすてらではザラメは下に残りません。
そんな、ちょっとしたこだわりが、島原らしさを出しているのです。
原材料を見てみましょう。一番多く使われているのは、卵。
一般的にはしっとりの秘密は砂糖にあるのですが、明月堂では
〈塚ちゃん卵〉という卵をふんだんに使って、しっとりさせているのです。
そんな甘すぎないカステラには、もう一つの魅力が!
それが、この味の種類。
イチゴ、みかん、酒香味、ココア、抹茶のフレイバーカステラなのです。
今日は、カステラにしては珍しい、
イチゴと、みかん、日本酒のフレイバーを選んでみました。
箱はころんと可愛い手の平サイズ。お土産にもぴったりですね。
今日は何にしようかな〜って、気になる味を選んでみてもいいですね。
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さて先ずはイチゴ味。箱を開けるとふわっと甘い香りが漂います。ほんのりピンク色!
口に入れると、イチゴの甘み、それから卵の風味を感じられます。
しっとりふんわりのカステラでした。
みかん味は、いちご味よりも柑橘の香りがはっきりとわかります。
オレンジ、ではなくてみかんというのもポイント。
甘くて、ちょっと懐かしいみかんの香りにほっこり。
イチゴ味も、みかん味も、島原にある農園のものを使用するこだわり。
もちろん、無添加、無香料、無着色の美味しさです。
最後に、酒香味味。どの味よりも香りはしっかり、そしてずっしりと重みが感じられます。
チョコレートなどにリキュールを入れるお菓子は良くありますが、焼き菓子に日本酒は初めて。
食べてみると、「日本酒だ!」とびっくり。砂糖のしっとりさではないので、
甘すぎず、日本酒の香りがすっきりと鼻を抜けます。
もちろんお酒は、島原名物の大吟醸を使っているそう。
長崎県の中でも、島原半島の良さを伝えるべく生まれた〈島原 明月堂〉さんのカステラ。
小さなエリアとは言え、名前を背負っているからには商品に妥協は許しません。
商品開発に関わる生産者さんは、朝起きて、一番に、カステラを味見するそう。
空っぽの頭で、まだ何も口にしていない舌で味わうことで、商品と向き合います。
外のお客様はもちろん、島原の人々に満足してもらい、
胸を張ってもらえるような商品づくりをしているそうです。
〈島原 明月堂〉の実店舗、福岡空港のおみやげ店で購入可能です。
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