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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
2017年11月17日(金)、11月18日(土)、11月19日(日)、
11月22日(水)、11月23日(木・祝)の5日間にわたり、
ツアープログラム〈とやま工芸の原点・いま・未来をめぐる旅〉が開催されます。
このツアーは、富山県の伝統産業や工芸作家の工房・工場と、
それを育んできた富山の自然風土・歴史・文化を体感する、日帰りのプログラムです。
8つのテーマに分けて、職人・作家との交流、実際の制作体験、
その地域ならではの食など、深みのある体験をご用意!
参加費も2000円~と、リーズナブル。現地でのバス代やガイド料、
保険料など実費の一部を主催者が負担する、お得なツアーです。
● 高岡の金工と、高岡鋳物発祥の地を訪ねる/11月22日(水)
● 高岡の漆芸と、“動く美術館”御車山に出合う/11月17日(金)
● 越中小京都・城端に根付く工芸と、民藝の深い哲学に触れる/11月17日(金)
● 2つの木工芸(庄川挽物木地・井波彫刻)と棟方志功の住居を訪ねる/11月19日(日)
● 売薬から発展した工芸と食を知り、北前船で栄えたまちなみを歩く/11月23日(木・祝)
● おわらの町・八尾、美しい型染め和紙を訪ね歩く/11月18日(土)
● 神々が宿る山、立山の麓で、越中瀬戸焼と和紙の作り手に出会う/11月22日(水)
● 室町から続く魚津漆器ほか、魚津・黒部の職人・作家とその作品に触れる/11月19日(日)
申し込み方法など詳細は公式サイトにて
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富山県には、加賀藩の庇護を受け400年続いてきた高岡の金工・漆芸や、
平安時代から須恵器の産地であった土地が生み出す越中瀬戸焼、
奈良時代の「正倉院文書」にもその名が残る越中和紙など、
長いものづくりの歴史があります。
ツアー〈とやま工芸の原点・いま・未来をめぐる旅〉は、
今秋に富山県で初開催となる〈国際北陸工芸サミット〉(主催:富山県)の
企画として行われるもの。
国際北陸工芸サミットは、北陸三県が連携し、北陸の工芸の魅力を
世界に発信していく広域的な催しです。11月には他にも、
世界の工芸の伝統とイノベーションをテーマに、世界各地の
工芸の動向を紹介する「ワールド工芸100選」展(会期:11月16日(水)~
平成30年1月8日(月・祝)・要観覧料)が富山県美術館で開催されます。
また、日本の手仕事と、アートや先端テクノロジーが出会う〈工芸ハッカソン〉
の公開プレゼンテーションが11月19日(日)に高岡市内で開催。
新しい工芸の未来を提示するアウトプットを創ろうと、
富山県内の職人・作家と全国のエンジニアやアーティストたちが
チームとなって9月から取り組んできた成果を発表するもので、
こちらはどなたでも見学可能です(入場無料)。
詳細は〈国際北陸工芸サミットWebサイト〉、〈工芸ハッカソンWebサイト〉より。
information
富山開催〈とやま工芸の原点・いま・未来をめぐる旅〉
開催日:2017年11月17日(金)、11月18日(土)、11月19日(日)、11月22(水)、11月23日(木・祝)
訪問地:富山県の職人・作家の工房・工場、資料館、寺社仏閣など
定員・参加費:各ツアー20名(最少催行人数10名)、2,000円~6,000円(富山県内駅発着)
Web:公式サイト
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