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posted:2017.9.25 from:東京都渋谷区 genre:暮らしと移住
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年9月30日(土)、東京・青山の国連大学内、
ファーマーズマーケットコミュニティラウンジに
〈ブヴェット ポップアップイベント at
ファーマーズマーケット コミュニティラウンジ〉がオープンします。
これは、来春日本初上陸を控えるニューヨークの人気レストラン、
〈Buvette ブヴェット〉による1日限りのポップアップスペース。
当日はブヴェットのオーナーシェフ、ジョディ・ウィリアムズさんが
栃木県宇都宮市の農業ネットワーク団体
〈農人たち〉の野菜や果物を使った料理を提供するほか、
日本の農家さんとのトークセッションも行います。
ジョディさんはカリフォルニア州に生まれ、
ニューヨークの〈Rakel〉やイタリアの〈Felidia〉で修行後、
日本のレストランで働いた経験もあるのだとか。
どんな話が飛び出すか楽しみですね!
ブヴェットは「カジュアルなワインバーと古き時代のヨーロッパのカフェの融合」を
コンセプトとする小さなレストラン。
2011年、ニューヨークのウエストヴィレッジにオープンしました。
ロゴマークの下に記された「Gastrotheque(ガストロテック)」とは、
朝から晩まで1日を通して食 べたり飲んだりできる喜び・場所・環境を表す言葉。
アンティークに囲まれたノスタルジックな雰囲気のなかで
気取らずにおいしいものが楽しめるとあって、
いつも地元の人や観光客でにぎわっています。
来年の3月、東京ミッドタウン日比谷にオープン予定の東京店も、
同じコンセプトで展開するそう。
今回野菜を提供する〈農人たち〉は、
2013年に設立された農業ネットワーク団体。
有機肥料100%の野菜づくりや就労支援型ブルーベリー農園プロジェクトなど、
さまざまな試みに挑戦しています。
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〈農人たち〉のコンセプトは「たったひとかけらでも鮮やかな記憶として残る、
たべものをつくりたい、場所でありたい、人たちでありたい」。
有機肥料100%の野菜づくりを行うほか、
地元の飲食店と一緒に野菜を使ったお弁当をつくったり、
農業体験を開催し地元の高校生・大学生を受け入れるなど、
農業や食の大切さを伝えるさまざまな活動を行っています。
今年は、失語症となり就労困難となっている方の社会復帰を支援するために
ブルーベリー農園をつくろうと、クラウドファンディングにも挑戦しました。
土にふれる、種を蒔く、作物を育てる、収穫する、食べる——
それらの活動はリハビリに適しているのだそう。
クラウドファンディングの発起人・フリーアナウンサーの沼尾ひろ子さんは
作業が軽度なブルーベリーの収穫作業は農作業が困難な方々にとっても
よいリハビリになるといいます。
今年のクラウドファンディングは残念ながら達成には至らなかったそうですが、
農人たちの取り組みを知り、共感したブルーベリー農家さんから
苗木提供の申し出をたくさんいただいたのだそう。
今後の成り行きにも、注目していきたいですね。
イベント当日は、毎週末開催されている
ファーマーズマーケットでお買いものも楽しめます。
いつものように、全国各地から農家さんや料理人が大集合。
ぜひおでかけになってみてください。
information
Buvette Pop up Event at Farmer’s Market Community Lounge
開催日:2017年9月30日(土)
時間:11:00〜/14:00〜(1回1時間30分を予定)
会場:Farmer’s Market Community Lounge
住所:東京都渋谷区神宮前 5-53-70 国連大学内
価格:3500円(税込)
内容:ブヴェットオーナーシェフ、ジョディ・ウィリアムズ女史によるトークイベント/フード(5アイテム+ブレッド)、ワイン、ソフトドリンク/ オリジナルトートバッグ、ボールペンのプレゼントつき
申し込み:イベントページ(Peatix)より、事前申し込み制にて受付
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