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連載

震災から6年ぶりの海びらき!
新しい夏へ向けて
動き出したふたつの場所とは。

NIPPON 47 Beer Spots&Scene!
全国、心地いいビールスポット
vol.009|Page 1

posted:2016.5.4  from:宮城県七ヶ浜町  genre:食・グルメ

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〈 この連載・企画は… 〉  その土地ならではの風土や気質、食文化など、地域の魅力を生かし
地元の人たちと一緒につくった特別なビール〈47都道府県の一番搾り〉。
コロカルでは、そのビールをおいしく飲める47都道府県のスポットをリサーチしました。
ビールを片手に、しあわせな時間! さあ、ビールのある旅はいかがですか?

writer profile

Mikio Soramame

空豆みきお

そらまめ・みきお●akaoni コピーライター。山形に生まれ、山形に育つ。のち山形を出て、やがて山形に戻り、いまは山形で学び、山形で遊ぶ日々。夏の鳥海山の麓の農園の、朝採りの枝豆収穫の手伝いが好き。
http://www.akaoni.org

photographer profile

Kohei Shikama

志鎌康平

山形県生まれ。写真家小林紀晴氏のアシスタントを経て、山形さ帰る。国内外旅に出てますが、山形の山を走ったり、裏山の湖でカヌーをするのが好きです。3歳の娘と遊ぶのも好きです。山形ビエンナーレ公式フォトグラファー。
http://www.shikamakohei.com

credit

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47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
宮城でコロカルが向かったのは、七ヶ浜町。

東北一小さな海のまち、魚介の都

仙台市から東へ20キロにある、面積約13キロ平方メートルの、
東北一小さなまちは、わずかに海に突き出している半島がまちのすべて。
陸続きの西部地区以外、三方をぐるりと海に囲まれた、
そのまちの名は七ヶ浜(しちがはま)。
七つの浜に集落があったことからついた名です。

実は、観光客にはあまり知られていないけれど、
昔から海水浴を楽しむ海のまちとして地元の人にも思い出深い場所。
また、漁師のまちであるこのまちは、
ウニ、あわび、マコガレイ、ヒラメ、アイナメ、白魚、サヨリ、鯛、あなごといった
四季折々の新鮮な海の幸に恵まれています。

東日本大震災から5年が経ち、自然の恵みとひとの笑顔が溢れる場所へ、
まちと海は甦りつつあります。

たくさんの人に七ヶ浜へ来てもらえたらという思いを込めて、
2016年2月にオープンしたのは、まちの北東部、
花渕浜地区にある〈うみの駅 七のや〉。
オープン以来、多くのお客さんでにぎわい、活気に満ちています。
店にはその日その日のとれたての魚介類が並び、
目玉がきらきらして身がキュッと締まり、鮮度のよさを感じさせます。

花渕浜の〈うみの駅 七のや〉には、観光客はもちろん、舌の肥えた地元の人も足しげく通い、連日賑わっています。

海に囲まれたまちというだけあって、新鮮な魚が豊富に並びます。さより、メバル、鯛、マコガレイ。見ているだけでもワクワクをくれます。

ヒラメの刺身や、白魚の炊き込み御飯や、握り寿司などなど、
すぐに食べることのできるお総菜もいろいろあります。
茹で上げたばかりの殻付きのシャコエビなどは、
かたいその殻を丁寧に外していって、露わになったその剥き身をがぶっと頬張れば、
豊かな海の味が口の中にパッと広がり、反射的に「ビール!」と叫びたくなるでしょう。

食堂には定食や丼や季節の限定メニューが豊富にあって、
行列ができるほどの人気ぶりです。

七のや食堂にて。いくらがこぼれ落ちそうなくらいたっぷりと乗った特選海鮮丼、1980円。美しく、ボリュームも見事です。

七のやの隣の漁港にて、漁師さんが網の補修作業をしていました。カメラを向けると「ありゃぁ、まいったなぁ」とはにかみながら、「これは白魚漁で使う網。白魚はね、いまの季節が一番んまいよぅ」と笑って教えてくれました。

そして、魚介のおいしいこのまちには、地元客でにぎわっていた海岸がありました。