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「甘い記憶/ 食べる/続けて残ったもの」展。南風食堂が記録する、群馬・前橋の高齢者の記憶。

コロカルニュース

posted:2015.4.1   from:群馬県前橋市  genre:食・グルメ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

小岩里佳と三原寛子による料理ユニット「南風食堂」。
彼女たちが、群馬県前橋市の「粕川支所」(旧村役場)にて
展覧会「甘い記憶/食べる/続けて残ったもの」を開催します。
群馬県前橋市の美術館「アーツ前橋」による
地域アートプロジェクトの一環です。

この展覧会は、南風食堂が前橋市の粕川地区に
住む高齢の方に話を聞いて、その方が語る記憶、食、暮らし方を
言葉と写真で記録し、展示するもの。
戦争で捕虜になって、ロシアに連れていかれたこと。
むかし、自身で山を開墾したこと。
それらの記録を読むと、
人が食べ、暮らし、生きていくという一見普遍的な風景が、
その人ならではの物語であり、全ての人がそれぞれ独自の物語を
生きているということに気づきます。

「甘い記憶/食べる/続けて残ったもの」より

写真:細川葉子

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「風景と食設計室ホー」イベントの模様  写真:KIGURE Shinya

地域アートプロジェクト〈風の食堂 in 粕川〉では、
南風食堂のほか、風景と食が持つ多様な価値を繋げる
アーティストユニット「風景と食設計室ホー」を招聘。
「風景と食設計室ホー」は先日イベントを開催したばかり。
今年の秋に再度前橋を訪れ、前橋市粕川地区の名前の由来となった神事と、
神様へのお供え物などをテーマに、食と文化の体験型ツアーを開催します。

南風食堂「甘い記憶/食べる/続けて残ったもの」展は
5月31日(日)まで。木曜日、金曜日と一部土日のみのオープンですので
ご注意ください。

南風食堂「甘い記憶/食べる/続けて残ったもの」展
会期:3月31日(火)〜5月31日(日) 
開館日:木曜日、金曜日のみ
    ※ただし、下記の日にちは開館します。
    3月31日(火)、4月12日(日)、5月23日(土)、
    5月24日(日)、5月30日(土)、5月31日(日)
時間:13:00〜17:00
会場:前橋市粕川支所1階、2階(前橋市粕川町西田面216番地1)
料金:無料

■南風食堂 アーティストトーク
アーティストの南風食堂が、今回の作品や高齢の方への
取材を通して知った粕川のことについて話します。
日 時:5月23日(土)14:00〜15:30
場 所:粕川支所
料 金:無料
申 込:当日直接会場にお越しください。

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