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円空ゆかりのまち
岐阜県関市「うまい仏」展。
うまい棒で作った仏像を見に
3日で1万3千人が来場!

コロカルニュース

posted:2015.2.4   from:岐阜県関市  genre:食・グルメ / エンタメ・お楽しみ

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Maruko Kozakai

小堺丸子

こざかい・まるこ●東京都出身。
読みものサイト「デイリーポータルZ」ライター。江戸っ子ぽいとよく言われますが新潟と茨城のハーフです。好きなものは犬と酸っぱいもの全般。それと、地元の人に頼って穴場を聞きながら周る旅が好きで上記サイトでレポートしたりしています。

みなさんご存知のスナック菓子、「うまい棒」。
そのうまい棒を使って仏像を彫刻したという
「うまい仏(うまいぶつ)」のお披露目が
1月23日(金)~25日(日)の3日間にわたり名古屋で開催されました!

生涯に約12万体もの仏像を彫ったという円空上人ゆかりのまち・岐阜県関市が主催となった
『うまい仏~円空が眠るまち・岐阜県関市 現代アート展~』では
うまい仏の3作品展示と、現代美術作家である河地貢士(かわち こうし)さんによる
うまい仏彫刻ワークショップを開催。
来場者数はなんと約1万3千人。
幅広い年代の方々がそのインパクトある作品に熱心に見入り、
写真撮影をしていました。

いつも食べてるあのうまい棒が、ありがたいお姿に…! うまい仏(2015年新作)。現在販売されている18種のスナック菓子を素材に制作。

見入るお客さんたち。味によって彫りごたえが違いそうですね。

煩悩の数にひとつ足りない107体のうまい仏が集合した「百七体旨仏像」(一番最初の写真)。その108体目はパフォーマンスとして彫刻されました。

円空最後の作品である「歓喜天」を模したうまい仏。厨子に納められさらに有難いオーラが。

円空上人は美濃・竹ヶ鼻(現在の岐阜県羽島市)で生まれた
江戸時代前期の行脚僧。
円空仏と呼ばれる穏やかな笑みをたたえた彫刻作品は
芸術的に高く評価されています。
晩年を過ごした関市には、全国に残る約5000体の円空仏のうち約290体が残っており、
円空館や洞戸円空記念館で展示を見ることができるそう。
300年以上前に彫られた円空仏と、現代のうまい仏。
ぜひ見比べてみたいですね。

河地貢士「うまい仏」

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