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可愛らしさと郷愁にみな心奪われる。秋田出身の版画家、池田修三没後10年作品展『いろどり』

コロカルニュース

posted:2014.4.18   from:秋田県にかほ市  genre:アート・デザイン・建築

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Maruko Kozakai

小堺丸子

こざかい・まるこ●東京都出身。
読みものサイト「デイリーポータルZ」ライター。江戸っ子ぽいとよく言われますが新潟と茨城のハーフです。好きなものは犬と酸っぱいもの全般。それと、地元の人に頼って穴場を聞きながら周る旅が好きで上記サイトでレポートしたりしています。

秋田県発行のフリーマガジン「のんびり」3号で特集が組まれ、
全国的に反響を呼んでいる版画家・池田修三さんの
没後10年作品展『いろどり』が
2014年4月29日(火・祝)~5月6日(火・祝)、
秋田県にかほ市にて入場無料で開催されます。

にかほ市象潟(きさかた)町うまれの
池田修三さんは、高校の美術教諭を経たのち上京し版画に専念、
2004年に82歳で亡くなるまで
主に子供たちの情景や風景画を手がけました。
子供の可愛らしさとともに、どこか郷愁をさそう印象的な作品は
企業カレンダーや銀行の通帳、広報誌の表紙などに使われ
秋田を中心に全国の人々に愛されています。

フリーマガジン「のんびり」をきっかけに昨年行われた展覧会では、小さい町ながら全国から10日間で2500人もの人が訪れたとか

開催期間中である4月30日(水)は池田修三さんの誕生日。
「のんびり」編集長・藤本智士さんと
イラストレーター・福田利之さんによるトークや、
秋田出身のシンガーソングライター・青谷明日香さんによる音楽LIVEも開催。
その後みんなで花みこしをもってお墓参りもします。
*春を愛したという作者にむけて
会場を飾るお花を一輪から受け付けているそうです。

さらに、5月3日(土)と4日(日)には
池田修三さんがただ一人「俺と同じ色が出せるやつがいる」と言った摺り師、
小林義昭さん(竹芳洞)を迎えての
木版画を摺るワークショップも開催(要予約)。

木版画ならではの温かみと
花のように様々な彩りを見せる作品たち。
作者の生まれた町と季節に訪れることで
より伝わるものがあるかもしれませんね。
ぜひこの機会に訪れてみてください!

池田 修三 没後10年作品展『いろどり』
会期|2014年4月29日(火・祝)~5月6日(火・祝)10時~17時
会場|にかほ市象潟公会堂 大ホール(にかほ市象潟町三丁目塩越163)
主催|にかほ市、にかほ市教育委員会
協力|Re:S、のんびり編集部
入場無料(ワークショップのみ有料・要事前申込)

池田 修三 没後10年作品展『いろどり』

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