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Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
新潟県燕市といえば、江戸時代初期にルーツを持つ、高度な金属加工技術を誇るまち。
鉄やステンレスやチタンをプレス機で加工した後に
ピカピカに磨く技術の高さで知られており、
アップル社のiPodのボディー背面の鏡面仕上げも燕市で行われていたほど。
しかし、ただ高い技術があるというだけでは
燕市のものづくりを広くアピールするのは難しい。
そこで地元の「石田製作所」さんが、燕の技術でしか作れない、
画期的な製品を開発しました。
それがわずか5センチ、たった10グラムの
ステンレス製ハイヒール型プルタブオープナー「CANGAL」です。
ネイルアートをしている爪でも、ネイルに傷を付けることなく、
缶飲料のタブを開けることができます。
設計開発を手がけたのは、
フィリピン出身、現在は燕の職人として活躍するフランシス・アルセナさん。
完成までには37もの手作業の工程があり、
1日に生産できるのはわずか4個という手間のかかりよう。
シンプルなデザインから、ラインストーンを散りばめたものまで
さまざまなデザインがあります。お値段は7300円から。
指の上に載ってしまうほどの大きさでこのクオリティはすごいですね。
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