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posted:2023.9.14 from:富山県富山市 genre:ものづくり
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
富山県富山市の富岩運河沿いの各エリアにて、
2023年9月15日(金)~10月29日(日)の期間、
〈北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2023
「物質的想像力と物語の縁起 ―マテリアル、データ、ファンタジー」〉が開催されます。
北陸を舞台に工芸の魅力を
現代の視点から発信するプラットフォームとして、
2020年より始まった〈北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI〉。
2021・2022年は、ディレクターと工芸作家、職人によるプロジェクト型の企画展や、
代表的な寺社仏閣で作品展示を行い、2年間で3万人以上の来場者がありました。
そんな、年々盛り上がりつつある同イベント。
今年は、富山市の中心部から富山湾まで約5キロの富岩運河沿いにある3つのエリアで、
工芸、現代アート、アール・ブリュットを跨ぐアーティスト26名を紹介します。
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フランスの科学哲学者、ガストン・バシュラールの著書
『水と夢: 物質的想像力試論』の中で物質(マテリアル)を
詩学的な視点から論じる際に使われた用語「物質的想像力」。
この概念をベースに、絵の具やキャンバス、土、布、鉄など、
さまざまな素材を使用し、個の表現を追従した作品が並びます。
展示では、アーティストの表現活動を特殊な芸術行為と考えるのではなく、
一般的な社会課題と対応させ、鑑賞者と共有しうるものとして紹介。
環水公園や美術館、閘門、伝統的なまち並みなどを背景に、
作品を船で辿りながら鑑賞するシステムで、
見るものをいつもとは少し違う、非日常な世界へと誘います。
また、期間中県内では関連するシンポジウムやイベントも数多く開催。
工芸で盛り上がる秋の富山に、ぜひ足を運んでみましょう。
information
北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2023「物質的想像力と物語の縁起―マテリアル、データ、ファンタジー」
会期:2023年9月15日(金)~10月29日(日)
会場:富山県富山市 富岩運河沿い(環水公園エリア、中島閘門エリア、岩瀬エリア)
時間:10:00〜16:30(入場16:00まで)
休場日:樂翠亭美術館(水曜)富山県美術館(水曜、9/19)、KOBO Brew Pub(火曜)、ほか会期中無休
チケット:一般 2500円、高校生 1500円
チケット購入先:GO FOR KOGEI 2023 Webサイト、樂翠亭美術館(水曜休)、電タク、桝田酒造店 満寿泉
Web:公式サイト
※臨時休館・開館する場合もございます。Webサイト等をご確認のうえ、お出かけください。
*価格はすべて税込です。
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