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posted:2023.3.6 from:東京都江東区 genre:ものづくり
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
岩手県平泉町周辺で受け継がれる伝統工芸品・秀衡塗(ひでひらぬり)。
漆器に金箔をあしらった華やかな模様が食卓を上品に彩ります。
そんな秀衡塗の漆器製造を手掛けるのが1904年創業の〈丸三漆器〉。
現在も伝統を受け継ぎ、多種多様な秀衡塗を展開している老舗工房です。
このたび、丸三漆器とマグカップで有名なアメリカの
テーブルウェアブランド〈ファイヤーキング(Fire-King)〉がコラボレーション。
秀衡塗の伝統技術が生きる、漆塗りの新作「グラニット」が限定発売されました。
Fire-Kingは、1941年にアメリカ・オハイオ州ランカスターにある
耐熱ガラス食器メーカーの先駆けであるアンカーホッキング社の
社内ブランドとして誕生。
揺るぎない人気を博しながら、1986年に
アメリカでの生産が終了となったミルクガラスのファイヤーキングは、
時を経て、日本のガラス職人の熟練した技術によって、
現在日本で生産されているといいます。
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発売されたのは、丁寧に漆を塗り上げた表面に、別の色漆を飛ばして
柄を描き出したジェダイカラーのスタッキングマグ。
アメリカ製のヴィンテージ・ファイヤーキングで、1960年代頃を中心に展開された
「Granite(グラニット)」シリーズのデザインを復刻してつくられました。
斑点模様が特徴的な花崗岩(かこうがん)を意味する「グラニット」は、
インクを飛ばしたようなデザインで、
今もヴィンテージ食器のなかでは人気があるといいます。
今回、紺と白(アイボリー)の2色の漆を使用して、秀衡塗の職人の手仕事により、
ひとつひとつ丁寧に「グラニット」デザインを漆塗りで表現。
より味わい深い、温かみのあるプロダクトに仕上がりました。
パッケージもかわいらしいので、大切な方への贈り物としてもおすすめ。
購入は、ファイヤーキングのオンラインストアで可能です。
information
ファイヤーキング ジャパン
Web:公式オンラインストア
Instagram: @firekingjapan
*価格はすべて税込です。
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