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posted:2021.8.19 from:宮城県石巻市 genre:活性化と創生 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
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Photo by Taichi Saito & ©︎Reborn-Art Festival
現在、宮城県石巻市が舞台のアート・音楽・食の総合芸術祭
〈Reborn-Art Festival〉の2021年夏会期がスタートしています。
3回目となる同イベントのテーマは「利他と流動性」。
今年は東日本大震災から10年という節目。
引き続き、地域の内側からの復興と新たな循環を生み出す目的のもと、
利他と新しい日常や本質を形作る想像力、関係性に
改めて向き合うべく、さまざまな催しが企画されています。
毎回盛りだくさんのアートは、今回新たに女川エリアも加えて、
全6会場で参加アーティスト23組の作品を展示。
キュレーターの窪田研二さんのキュレーションのもと、
廣瀬智央さん(石巻市街地エリア)、オノ・ヨーコさん(女川エリア)、
岩根愛さん(桃浦エリア)、森本千絵さん × WOWさん × 小林武史さん(桃浦エリア)、
片山真理さん(荻浜エリア)、志賀理江子さん+栗原裕介さん+
佐藤貴宏さん+菊池聡太朗さん(小積エリア)などなど、
多彩なラインナップがまちを彩ります。
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また、フードも見逃せません。以前より生産者・料理人とともに
地元食材・食文化に丁寧にアプローチしてきた〈Reborn-Art Festival〉。
今回は、石巻を代表する食の担い手、阿部司さん(割烹滝川店主)、
阿部久利さん(松竹店主)、今村正輝さん(いまむら店主)をフードディレクターに迎え、
石巻と国内の著名な料理人が最高の一皿を生み出すセッションや、
ゲストシェフを招き「共につくる」をテーマに地元食材の魅力を発信するダイニング、
五感で石巻の魅力に触れ、
持続可能な社会へのヒントを探るアドベンチャーイベントなどを企画。
8月28日(土)には、震災復興記念として誕生した文化施設
〈マルホンまきあーとテラス〉にて、
食から持続可能な未来を描くための知識やヒントを知る
〈RAFシンポジウム 2021 ~食にまつわる利他と流動性~〉も開催もされます。
翌29日(日)には同会場にて、櫻井和寿さんと小林武史さんによる
音楽イベント〈ワン・バイ・ワン・プラス ~10年目のフレームより~〉も。
ゲストとしてチェロの四家卯大さん、バイオリンの沖祥子さん、Salyuさんを迎え、
さまざまな名曲が繰り出しそうです。当日は映像配信もある予定。
そのほかにも、魅力あふれるコンテンツがたくさん!
詳しくは公式サイトをチェック。
10年という節目でよりパワーアップした〈Reborn-Art Festival〉をお見逃しなく。
information
Reborn-Art Festival 2021-22
会期/会場:夏 2021年8月11日(水)~9月26日(日)/宮城県石巻市街地、牡鹿半島(桃浦、荻浜、小積、鮎川)、女川駅周辺
※休祭日は8月18日(水)、9月1日(水)、9月15日(水)
春 2022年4月23日(土)~6月5日(日)/宮城県石巻地域
※日程は予定。変更が生じた場合、オフィシャルサイトにて告知。
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