突然決まったポップアップショップと展覧会
10月中旬、札幌を拠点にイラストレーター・絵本作家として活躍する
すずきももさんからお誘いがあった。
「来月、本の販売と何か展示をやりませんか?」
ももさんは、この夏、札幌の円山に本と雑貨のショップとギャラリー、
そしてカフェもある〈ポンピイェハウス〉をオープンした。
月替わりで作品展示やポップアップショップの企画が次々と開催されていて、
私が岩見沢市の美流渡(みると)で続けている出版活動
〈森の出版社ミチクル〉の本も販売してくれていた。

円山は閑静な住宅街でこだわりのカフェやショップが点在。〈ポンピイェハウス〉は一軒家の1階をショップとカフェ、2階をギャラリーとして改修した。入り口に立つのはすずきももさん。

カフェスペースでは、じっくり煮込んだハヤシライスやドライカレー、パンプレートなどが楽しめる。かぼちゃぜんざいや本日のケーキなども。
準備期間は1か月を切っていたけれど、企画がむくむくっと湧いてきた。
1階の販売スペースでは、〈森の出版社ミチクル〉の本とともに、
森や農家さんのところで採取させてもらったツルを使って編んだカゴも並べたい。
また、縄文時代が好きすぎて始めた土偶や土器の再現制作の作品も展示したいと思った。
さらに2階のギャラリースペースでも展示ができるという。
ふと、これまで自分がつくってきた美術書を並べてみようかなと思いついた。
20歳の頃から美術出版社というアート専門の出版社でアルバイトとして
働き始めて以来、美術やデザインに関する本を現在までつくり続けているので、
それらをあるだけ出してみたらおもしろいんじゃないかと考えた。

制作したDM。11月1日から森の出版社ミチクルのポップアップショップ。14日から編集の仕事展を開催することに。
バタバタと準備を進めながら、それにしても、本とカゴと土偶って、
あまりにも共通点がなさすぎるなあと思っていた。
もともと編集者だから本づくりはいいとして、なぜカゴを編み続けているのだろうか?
2018年、美流渡にカゴ作家の長谷川美和子さんが来てくれて
ワークショップをしてくれたのが始まり。
以来、そこかしこにカゴの素材があることに気づき、実験も兼ねて、
いろいろな素材で編んでいるうちに、作品がたくさん溜まってきたので
販売もするようになっていた。

コクワのツルで編んだカゴ。
編集や執筆の締め切りに追われているときに限って、カゴが編みたくなってしまう。
また、イベント開催や講演会が終わって心がヒートアップしているときに、
やはり黙々とカゴを編んでしまうこともある。
編んでいると本当に心が休まる。
編み物も同じ感覚があるけれど、ツルを手で触れていると
自然と自分がつながっているような感覚があるのも好きなところだ。

ツル性の植物ならなんでも編めるのかな? と思い、雑草のようにどこにでも繁殖するガガイモやヤブマメなども素材にしている。

庭で奔放にからまったガガイモのツル。

ヤブマメとヨモギでつくったリース。












































































































