北海道岩見沢市で暮らしている、編集者の來嶋路子さんの
「うちへおいでよ! みんなでつくるエコビレッジ」が
連載200回を突破した特別企画として、
北海道へ移住した3人の編集者の座談会を実施!
前編では、移住のきっかけや物件事情、雪かき、光熱費などについて話しました。
後編の今回は、冬の備蓄や働き方の変化などについて話が広がっていきました。
座談会の参加者

來嶋路子
「うちへおいでよ! みんなでつくるエコビレッジ」著者。東京都出身。1994年に美術出版社で働き始め、『みづゑ』編集長、『美術手帖』副編集長など歴任。2011年に東日本大震災をきっかけに暮らしの拠点を北海道へ移しリモートワークを行う。2015年に独立。〈森の出版社ミチクル〉を立ち上げローカルな本づくりを模索中。岩見沢市の美流渡とその周辺地区の地域活動〈みる・とーぶプロジェクト〉の代表も務める。

井出千種
弟子屈町地域おこし協力隊。神奈川県出身。女性ファッション誌の編集歴、約30年。2018年に念願の北海道移住を実現。帯広市の印刷会社で雑誌編集を経験したのち、2021年に弟子屈町へ。現在は、アカエゾマツの森に囲まれた〈川湯ビジターセンター〉に勤務しながら、森の恵みを追究中。コロカルで「弟子屈の森から」を連載。

小林百合子
1980年兵庫県生まれ。出版社勤務を経て独立。山岳や自然、動物、旅などにまつわる雑誌、書籍の編集を多く手がける。女性クリエイター8人からなる山登りと本づくりユニット〈ホシガラス山岳会〉発起人。著書に『最高の山ごはん』(パイ・インターナショナル)、『いきもの人生相談室』(山と溪谷社)、野川かさねとの共著に『山と山小屋』(平凡社)、『山小屋の灯』(山と溪谷社)など。2023年に北海道の弟子屈町へ移住。
冬の備蓄と周辺買い物事情

—— みなさん冬の間はあまり外に出ないというお話もされていましたが、冬の備蓄はどうされているんですか。
來嶋: 弟子屈はお店までどのくらいあるんですか?
井出: 私の家から1番近いコンビニは車で15〜20分ぐらいですかね。小林さんもそんな感じだよね。
小林: 私もそうですね。あとは井出さんの教えを受けて、コープさっぽろを頼みました。なので、家の外に出なくても大丈夫。
來嶋: 「トドック」!
小林: そう、「トドック」!
—— トドック? なんですか?
小林: 自宅に食品や日用品を宅配してくれるサービスです。井出さんに、「すみやかに登録せよ」といわれて、登録しました。来週届きます。
來嶋: 田舎ならではですけど、ご近所からいろいろもらったりしますよね。
井出: お野菜とか?
來嶋: 玉ねぎ2年分ぐらいあるんですよね。
小林: 超ほしい! あ、食でいえば先輩に聞きたいことがあって。近くにパン屋さんがないけどどうしてもおいしいパンが食べたくて。そういう、買えないけど食べたいものがあるとき、つくったりしていますか?
來嶋: パンは近くで買えないので、ホームベーカリーを買いました。岩見沢って小麦の産地でもあるので、自分でつくっています。そのほうがむしろおいしい。
小林: そうなんだー! 私もこれまでとは違う食文化のなかで、どうしようかってすごい考えて、いよいよパンを焼きはじめたんですけど。
井出: 私も焼きはじめたよ。でも、すぐに焼かなくなったけど(笑)。
小林: やばい! 私も焼かなくなるな、それは(笑)。私、スタバのチョコスコーンや551蓬莱の豚まんが大好きなんですけど、食べたすぎてつくり続けていたら、かなり近づいてきました。
來嶋: すごい! 東京の友人が泊まりにくると、自分で焼いたパンと、もらったブルーベリージャム、よつ葉の発酵バターを朝ごはんに出すんです。私からすればなんてことない朝食なんだけど、「ホテル並みだね」って喜んでくれて。素材がいいから。
小林: 素材もそうだし、情熱が違いますよね。心の底から食べたいと思って試行錯誤してつくったものだから。
來嶋: 完熟したブルーベリーをそのままバクバク食べると、「あれ、今まで食べてきたものってなんだったんだろう」みたいな。

木によって味が違うブルーベリー。
小林: いいな。ブルーベリーができるんですね。
井出: 小林さんちのすぐそばに畑があるよ、春になったら摘みに行けるよ。
小林: え、教えてほしいです。
來嶋: 木によって甘さが違うから、一番甘い木を探すんです。
小林: 楽しみー!


















































































