連載
posted:2013.6.10 from:宮崎県 genre:エンタメ・お楽しみ
〈 この連載・企画は… 〉
北海道から沖縄まで日本列島を縦断しながら、
47都道府県のワーストをスマートフォンアプリで楽しく解決!
いっしょにアプリつくりたいという人は、ワーストバスターズ事務局までご連絡をどうぞ。
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Worst Busters
ワーストバスターズ
面白法人カヤックと株式会社1192による共同プロジェクト。「日本全国のワーストをアプリで改善して、ハッピー&ピースフルな日本にすること!」をミッションに2012年夏より活動中。
worst.kayac.com
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イラスト:barimi テキスト:Hasegawa Tetsuji
こんにちは。突然ですが、みなさんへご質問。
「宮崎県」といわれて何を思い浮かべますか?
私は、宮崎県といわれたら、マンゴーよりも、チキン南蛮よりも、
エビちゃんよりも、巨人軍のキャンプよりも、
東国原英夫前知事の顔が思い浮かびます。
「どげんかせんといかん」は、私の中での「永遠の流行語大賞第1位」です。
2009年に就任し「そのまんま東」から「東国原英夫」に名前を変えて、
2011年に退任するまで突っ走った東国原知事は、
宮崎のヒーローだと、宮崎県外にいる私は思ってました。
東国原知事が「そのまんま」を捨てたように、宮崎県も「そのまんま」ではダメです。
だから、私たちワーストバスターズは、
今回も、ワーストを解決するアプリを考えたのです!
人口100万人あたりの公害苦情総数1位
人口100万人あたりの水質汚濁の苦情件数1位
人口100万人あたりの土壌汚染の苦情件数1位
人口100万人あたりの低周波騒音の苦情件数1位
……。
そう、宮崎県は、公害だらけの県。
これは「そのまんま」ではいけない。そこで考えたアプリが「脱コウガイ」!
「脱コウガイ」をスマホにダウンロードすれば、ナイスガイが、
定期的に「公害を卒業しよう!」と大声で叫んでくれて、啓蒙してくれます。
さらに、このアプリはたいへん優れもので、
公害を感じたら、ワンクリックで、公害を報告できる
「ワンクリックレーム」という機能も兼ね備えています。
そのほか、DJ機能もあり、ナイスガイのDJが脱公害ソングを唄ってくれます。
「SAY SO -- !!!(清掃!!!)」「SO -- !!!(掃!!!)」
「SAY SO!! SO!!(清掃!! 掃!!)」「SO!! SO!!(掃!! 掃!!)」
国宝・重要文化財が日本一少ない宮崎県。
これは、「そのまんま」ではいけない。国宝がないなら、つくるしかない。
いやしかし、つくるのには時間がかかります。
中国の万里の長城なんて、一説によると、400年以上かかったそうです。
であれば、見つけるしかありません。
そうです。幸福は、つくるものではなく、見つけるもの。
おなじように、国宝も、つくるものではなく、見つけるもの。
「投稿国宝王国」は、宮崎県民から「あ、国宝です!」
という投稿を受けて、地図上で、宮崎の国宝を表示するアプリです。
東国原英夫氏の毛髪など、最初は些細なものが、
国宝として投稿されるでしょうが、
きっとそのうち、「おーこれは本当にすごい!」という
グレートな国宝が見つかるでしょう。
日本一みりんを摂取しない県、宮崎。
でもみりんは、カラダにもよいので、摂取すべきです。
「そのまんま」ではいけません。
宮崎県民たちに、ミリン不足を解決するのが「ミリンダラーベイビー」です!
毎週土曜日に「ミリンどーよ?」と、イケメン俳優ミリントイーストウッドが
男らしい声で、ミリンを促してきます。
このアプリを宮崎県の新妻たちが使えば、
ミリンをダラーっとクチからこぼすほど飲む赤ちゃん
「ミリンダラーベイビー」を出産することでしょう。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の著者である
JDサリンジャーが、もしも、このアプリを使ったら、
おそらく、ミリンジャーに改名して『キャッチャー・イン・ザ・タイナイ』
という小説を書いてしまうくらいミリンを摂取すること間違いなし。
今回は、前回千葉県でのふなっしー推しに続いて、
東国原英夫氏推しの記事にしてみました。
次回は、SAGA佐賀県のあの有名人をフィーチャーしたいと思います。
それでは、また、お会いしましょう。アディオス!
そのまんまじゃダメだから、変わるんだ。
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