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posted:2016.11.22 from:鹿児島県いちき串木野市 genre:食・グルメ
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writer profile
Yuki Hashimoto
橋本ゆうき
はしもと・ゆうき●長崎県出身。これからの社会や暮らしについて考えるフリーペーパーの発行や、地元タウン誌の編集長などを経て、2016年よりフリーで活動。現在は長崎県西海市に移住し、より地域に密着しながら、豊かな暮らしのあり方を模索中。
時は幕末、今から151年前の1865年。
わずか13歳で薩摩藩(現・鹿児島県)からイギリスへ留学し、
のちにカリフォルニアでワイン事業を成功させた人物をご存知でしょうか?
彼の名は、長沢鼎(ながさわかなえ)。
薩摩藩の財政悪化により渡英した仲間たちが次々と帰国する中、
数名の同志と共にイギリスからアメリカへと渡った長沢は、
アメリカでの師であるトマス・レイク・ハリスが始めたワイナリー経営を継承。
カリフォルニア州内10大ワイナリーのひとつにまで育て上げ、
「カリフォルニアのワイン王」、「葡萄王(Grape King)」と
称されるほどの大成功を収めました。
そんな長沢が、日米の今に何を遺し、何を伝えているのかを学びながら、
カリフォルニアワイン、そしてカリフォルニア料理を味わうイベント、
〈Satsuma Students Dinner via California 〜長沢鼎に学ぶ〜〉が、
11月26日(土)、旅立ちの地である鹿児島県・羽島にて開催されます。
会場は、長沢をはじめ、大志を抱いて英国へ密航留学した
19名の若き薩摩藩士について紹介する〈薩摩藩英国留学生記念館〉。
ランドスケーププロダクツ編集者で、
『ぼくの鹿児島案内』などの著作もある岡本仁さんのトークショーと、
カリフォルニア・バークレーのオーガニックレストラン
『シェ・パニース(Chez Panisse)』元総料理長のジェローム・ワーグ氏、
原川慎一郎さん(東京・目黒『BEARD』元オーナーシェフ)が手がけるディナーで、
長沢鼎の遺したものに、想いを馳せるひとときとなりそうです。
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日本人が海外に渡ること、
ましてや異国の地で商業的な成功を収めることなどごく稀だった時代に、
日系人への差別などにも屈することなく偉業を残した人・長沢鼎。
その生き様や彼が遺したワインからは、多くの学びや発見が得られそうです。
お申込みはこちら。
鹿児島中央駅、串木野駅からの無料シャトルバスも有ります。
※申し込みサイトより要予約
information
Satsuma Students Dinner via California~長沢鼎にまなぶ
日時:2016年11月26日(土)15:00~20:00
会場:薩摩藩英国留学生記念館ほか
料金:8000円(記念館観覧券/食事付き)
定員:50名(先着順)
内容:
15:00〜16:30 記念館展示観覧(展示解説、ウェルカムドリンク有)
17:00〜17:40 トークショー【岡本 仁】(ランドスケーププロダクツ編集者)
18:00〜20:00 ディナー【ジェローム・ワーグ(シェ・パニース元総料理長)/原川慎一郎(BEARD)】
料理:鹿児島の食材を活かした長沢にゆかりのあるメニュー
ドリンク:ナガサワワイン他数種類のカリフォルニアワイン有(2杯目以降は有料)
主催:いちき串木野市 観光交流課
企画運営:BAGN Inc.
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