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国際的なコンテストで受賞の
クラフトビールメーカー〈銚子ビール〉
が醸造所とカフェを新設

コロカルニュース

posted:2023.3.28   from:千葉県銚子市  genre:食・グルメ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Riho Nakamori

中森りほ

なかもり・りほ●東京生まれ東京在住のフリーライター/編集者。仕事やプライベートで月に1回以上、地方や海外へ。各地のおいしい食べ物やお酒、素敵なホテルや旅館を発掘するのが趣味。好きな番組は『ブラタモリ』『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』。

国際的なクラフトビールコンテストで賞を受賞している〈銚子ビール〉

「World Beer Awards」(イギリス)など国際的なクラフトビールコンテストで
数々の賞を受賞している千葉県銚子発のクラフトビールメーカーの〈銚子ビール〉。
千葉県銚子市垣根町で200年続く〈藤兵衛〉本店の跡地に
新しいクラフトビールの醸造所〈銚子ビール藤兵衛醸造所-Choshi Good Beer Café〉が
2023年4月下旬〜5月上旬に誕生します。

受賞実績

季節ごとに限定クラフトビールなどを展開している〈銚子ビール〉。
ローストされたモルトの香ばしさ、柑橘ホップの痛快なアロマが特徴の「犬吠BlackIPA」
が2022年度の「World Beer Awards」でIPA Black部門金賞を受賞したほか
オレンジピールとコリアンダーシードが爽やかでジューシーな「犬吠WhiteIPA」、
銚子の魚に合う琥珀色のアンバーエール「銚子エール」などを展開しています。

銚子ビールのロゴは、日本一早く昇る初日の出をモチーフにして、
縁起のいい「はじまり」を応援するメッセージを込めています。
新しい挑戦に立ち向かうとき、新しいモノや発見に出会ったとき、
人生の何かの「はじまり」を応援するクラフトビールとして、
笑顔ある人生に寄り添い続けていきたいという想いが込められています。

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サステナブルワリーを目指した新醸造所

新醸造所設立への挑戦

今回〈銚子ビール〉は、200年以上地域と共にあった代表佐久間氏の実家である
藤兵衛本店の暖簾を継承し、「銚子ビール藤兵衛醸造所」として再生を予定しています。
〈銚子ビール〉はこれまで、犬吠醸造所にて300リットルの醸造設備で
クラフトビールを製造してきましたが、新しい醸造所には1000リットルの醸造設備を導入。
これまでの5倍以上のクラフトビールを提供することが可能になります。

サステナブルワリーを目指した新醸造所

また、持続可能な醸造所(サステナブルワリー)を目指し、缶充填機も整備して、
これまでのボトル(瓶)から缶ビール化を実現予定。
缶の素材や充填技術の進歩により、味わいをそのままに冷蔵宅配することで、
新鮮さやおいしさを保ったまま、瓶に比べて低コストで配送も可能になります。
また缶はリサイクル率も96%を超えており、環境への配慮もされています。

そして、新しい醸造所に
〈チョウシグッドビール・カフェ(ChoshiGoodBeerCafe)〉を併設。
つくりたてのフレッシュな「銚子ビール」が提供されます。

地域企業とのコラボ、銚子ビール列車などの企画も実施予定

地域企業とのコラボ

さらに、地域企業とのコラボを実現した〈銚子灯台コーラ〉や
銚子ビールのモルト粕を活用した〈モルトエナジーバー〉などの販売や
銚子ならではのおつまみなども充実させ、販売を予定
加えて、ビアガーデン企画など、地域の人々と協働していけるスペースを目指しています。

今後、新しい醸造所が整い次第、クラウドファンディングのリターンにもある
銚子電鉄貸切の銚子ビール列車など、銚子ならではの企画を実施予定。
今年は、アメリカのクラフトビールコンテストにも出品しており、
街から世界への挑戦も継続していきます。

銚子から世界への挑戦も目標に加え、地域が誇る100年続く地域ブランド、
そして銚子の魅力を発信できる醸造所を目指しています。

銚子の魅力を発信できる醸造所を目指しています。

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銚子ビール藤兵衛醸造所-チョウシグッドビール・カフェ(ChoshiGoodBeerCafe)- 

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