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〈Founder Clock〉
高岡の砂型鋳造の技術から
生まれたアルミ鋳物の時計

コロカルニュース
vol.1576

posted:2016.3.8  from:富山県高岡市  genre:ものづくり / アート・デザイン・建築 / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。Twitter

“ものづくりのまち”と呼ばれる、富山県高岡市。
なかでも鋳物は有名で、かつては仏具、花瓶、茶道具など
日本で大きなシェアを誇ってきました。
最近は需要の変化から生産量が減少しており、
現状の打開のためにさまざまな新しい試みが行われています。

そんな高岡が誇る鋳造の技術を活用した、
アルミ鋳物の時計〈Founder Clock(ファウンダークロック)
がこのたび発売されました。
デザインは大阪を拠点に活動するプロダクトデザイナーの小池和也さん。
家具、雑貨、家電などのプロダクトを手がける
デザイン・スタジオ〈Doogdesign.〉を主宰されているクリエイターです。

いっけんすごくシンプルなデザインですが、文字盤の数字は、
鋳物に不可欠な抜け勾配と文字盤形状との
バランスを考慮してデザインされたオリジナルフォント。
鋳造された金属が内側から放つ力を存分に活かすために
計算されてデザインされた、存在感のある時計です。

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富山県高岡市の伝統産業である砂型鋳造

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高岡市の工場

デザイナーの小池和也さんが、
このプロダクトのデザインが生まれたルーツについて語ってくれました。

「高岡の鋳物工場を見学させて頂いた時、そこで製造されているものは、
高岡の伝統産業として有名な仏具だけではなく、
配管の蓋などの建材や車輌の部品といった、
普通に生活していればあまり意識されないものも多く、
高温の炉でドロドロに溶けた金属が型の中で冷えて成型されたそれらは、
控えめな形だけれども内側に秘められた強いエネルギーを持っていました。
それらを見た時からから鋳物を使って時計を作りたいと思っていました。
人知れず生活の一部をずっと支えてくれている部品たち。
いつからあるのか分からないけれどずっと前からあるような気のするもの。
そんなことを思いながらデザインを考えていたら、
自分は特に何も手を加えることが無い事に気づきました」

名前の“Founder”には、設立者や創設者以外に鋳物師の意味も。
もともと「建物の一部として初めからそこに在ったようなデザイン」を
コンセプトに作っているので、
設立祝や移転祝にも縁起が良いかもしれません。
ご購入など詳細はLemnos公式オンラインストアより。

information

Founder clock

サイズ:W268 × D34mm

重量:1,080g

素材:アルミニウム 

価格:18,000円(税抜)

Web:Lemnos公式オンラインストア

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