ぜんざい?いえ、違います! 小豆をだしで煮た 島根・出雲のお雑煮〈小豆汁〉
郷土食を日本の隅々から掘り起こし、記録した名著
『日本の食生活全集』全50巻(農文協)から
料理人・後藤しおりさんが現代の家庭でもおいしく
カンタンに作れるよう再現したレシピを
お届けしている本連載。ぜひ一緒に作ってみましょう!
番外編・お雑煮レシピ
いつも後藤しおりさんによるカンタン郷土食レシピを
お届けしている本連載。
新年ということで、番外編のお雑煮レシピをお届けします。
このお雑煮は、島根県・出雲に伝わる「小豆雑煮」。
まるで小豆を甘く煮た「ぜんざい」のようですが、
だしで煮込んで味付けするので甘くありません。
小豆雑煮を食べるのは、島根県のなかでもとくに海岸部。
また新潟や石川、京都や兵庫の一部でも食べられています。
そしておもちは、西日本ならではの丸もち。
一般に東日本では焼いた角もち、西日本では茹でた丸もちを
お雑煮に入れることが多いんです。
東北出身のしおりさんにとって、丸もちは珍しいものだそう。

「丸いおもちは見た目にもなんだかおめでたいですね。
故郷ではおもちを茹でなかったので、
西日本式のもちを茹でる調理法に初めは驚きましたが、
食べ口が柔らかくなり、優しい味で好きになりました。
小豆は薄味で仕上げているので、
おだしと小豆本来の甘さが口の中で広がり、
とても美味しくいただけます」
それでは作ってみましょう!

★島根・出雲 小豆汁(2人分)
材料
茹で小豆 … 200g
丸もち … 4個
生姜の千切り … 少々
だし … 800cc
塩 … 小さじ2
薄口醤油 … 小さじ1弱

1. 茹で小豆とだしを鍋に入れ、火にかけ、温まったら塩、醤油を加えて調味します。
2. 別な鍋で丸もちを茹でます。柔らかくなったらアミですくい、1と一緒にお椀に入れます。千切り生姜を入れてできあがり。

できあがり!
「小豆をだしで長時間煮ないので、だしの旨味と、
小豆の甘さをしっかり感じることができるお雑煮です。
本来なら生姜は入れないのですがお好みで。
豆と生姜の組み合わせによってより美味しくいただけます」(しおりさん)
ぜひご家庭でもお試しください。
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