山の上の城? 瀬戸内海の島で一番高い 〈星ヶ城山〉を登る
まだまだ知らないところだらけ! 不思議な光景に出会う
小豆島での暮らしも4年目。
地図で見ると小さな島ですが、暮らしてみるとほんとに大っきな島。
いまだに知らない場所、行ったことがない場所が島の中にたくさんあります。
5月の連休に私の両親が島に来ていたので、
せっかくだから行ったことがないところへ行ってみよう! というわけで島探検へ。
新緑が美しいこの季節、さてどこに行きましょか。
私がずっと気になっていて行けてなかったのが
〈星ヶ城山〉(ほしがじょうやま)という小豆島で一番高い山。
標高817メートルで、瀬戸内海の島々の中で一番高い場所です。
そびえ立つヒノキ林の写真だったり、石を積み上げたお城のような建物の写真。
友人たちが星ヶ城山で撮った写真を見て、
いったいどんなところなんだろうといろいろと想像していました。
いまの季節、山の中を歩くのはさぞ気持ちいいだろうな。
そうだ、星ヶ城山に行こう!
連休最後の日の午後、山を登ることに。

星ヶ城山の駐車場までドライブ。

山歩きの道が整備されていて、楽しみながら歩けます。
星ヶ城山に登るにはいくつかのコースがあります。
標高ほぼ0メートルの草壁港から3時間くらい歩いて登る本格的なコース。
ロープウェイなどで寒霞渓山頂まで行き、そこから1時間弱くらい歩いて登るコース。
そして一番気軽に行けるのが、星ヶ城園地の駐車場まで車で行き、そこから歩くコース。
今回は初めてということもあり、一番気軽なコースで(笑)。
駐車場に着くと、まわり一面ヒノキの森。
その中の道をえっさほいさと進んでいきます。
まっすぐにそびえ立つ木々。少し冷たい空気。
歩いているだけで気持ちいい。

まっすぐそびえ立つヒノキの森。圧巻。

〈マムシソウ〉というらしい。あちこちに生えていました。

ひんやりとした空気の中、歩くだけで気持ちがいい。
星ヶ城山には東峰(標高817メートル)と西峰(標高805メートル)があります。
登っていくと途中に分かれ道が。

東峰と西峰に向かう分かれ道。

東峰に向けて登っていきます。
まずは高いほうの東峰へ。
ひょ〜。あった。
写真で見ていた石積みの城。城というか塔というか。

星ヶ城山東峰到着! 不思議な石積みの城? 塔?

こんな風に石がきれいに積んであります。

東峰からの景色。
この星ヶ城山は南北朝時代、山城だったそう。
その頃の居館や祭祀、空壕などの跡があちこちに残っています。
ちなみに東峰にある石積みの建物はその時代のものではなく、
後に建てられたものと言われています。
それにしても不思議な光景。
小豆島にこんなところがあったなんて。
アジアのどこかの国にいるような気分。

どこか異国の雰囲気。
そして今度は西峰へ。
西峰には大きな岩があり、その景色はなんとも力強い。
映画『もののけ姫』で、犬神のモロの君がじっと座って
森の様子を感じているその場所のよう。

岩の先に見えるのは瀬戸内海と島々。

つき出した大きな岩に座る。柵も何もないのがいい。

森の中を歩いて植物を観察したり。
ちょっと歩くだけで、こんなところにたどり着ける。
それが小豆島の魅力のひとつなんじゃないかなと思う。
日常の暮らしのすぐそばに、非日常の体験がある。
ようやく訪れることができた星ヶ城山。
またひとつ小豆島のことを感じ、知ることができた。
ほんとにこの島にはいろんな顔があって、まだまだほんの少ししか知らない気がする。
何年暮らしても、この島には飽きなさそうです。
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