肥土山農村歌舞伎、稽古と準備の日々
夫と娘も歌舞伎の役者に。
毎年5月3日に開催される肥土山農村歌舞伎。
江戸時代より300年以上続いている肥土山の伝統行事です。
肥土山農村歌舞伎は、ここで暮らす人々自身が役者であり、
大道具、小道具、衣装、着付け、化粧などもすべて自分たちの手で行います。
肥土山自治会の中には6つの組があり、その6つの組が毎年交代で、
歌舞伎本番に向けての準備を進めていきます。
つまり6年に一度大変な年がやってくる感じ。
そして今年は私たちが属する向組(むかいぐみ)の当番。
歌舞伎本番の約半年前からじわりじわりと準備が始まりました。

衣装の準備。今年の演目で使う衣装を蔵から出します。

いろは(娘)が着る衣装。

かつらも自分たちで用意します。

花道の設置と大道具の確認。
肥土山農村歌舞伎では、3つの演目が上演されます。
第一幕はその年の担当の組の人たちが主に演ずる演目、
第二幕は子どもたちだけの演目、
そして第三幕は肥土山農村歌舞伎の保存会の人たちが演ずる演目。
今年は、なんとたくちゃん(夫)といろは(娘)が第一幕の演目に役者として出ます。

たくちゃんといろはが出演する演目「どんどろ大師の場」の台本。

DVDを見ながらセリフの練習。
年があけて1月、演目と役者が決まり始めます。
2月、顔合わせと台本配布、セリフの読み合わせスタート。
そして3月、週1〜2のペースで集まって稽古、同時に衣装やかつら、道具類の準備。
初めての読み合わせの日、台本を持って稽古場である集会所へ。
そしてさっそく読み合わせスタート。
みなさん、うますぎる……。

初めての読み合わせ。

練習着と小道具を使っての立ち稽古。
小さい頃からずっと暮らしの中に歌舞伎がある。
じいちゃんやばあちゃん、父ちゃん母ちゃん、
兄ちゃん姉ちゃんが演じるその姿を見ながら、自然と自分も歌舞伎の演者に。
そんなふうにこの集落ではずっと歌舞伎が続いてきたんだな。
こうやって300年以上も続いてるんだなと、
その日の読み合わせでしみじみと感じました。
そんなみなさんに追いつくべく、私たち家族も毎日練習です。
肥土山農村歌舞伎は、5月3日開催。
残り1か月、歌舞伎の日々が続きます。
information
HOMEMAKERS
住所:香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1
営業時間:金曜、土曜のみ 11:00~17:00(L.O. 16:00)
http://homemakers.jp/
