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色とりどりの夏野菜

小豆島日記
vol.066

posted:2014.7.28   from:香川県小豆郡土庄町  genre:暮らしと移住

〈 この連載・企画は… 〉  海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。

writer's profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/

鮮やかで美しく、おいしい夏の野菜たち。

7月末、1年で最も暑い時期。
雨がほとんど降らなかった梅雨が終わり、はっと気づいたらもう夏真っ盛りです。

小豆島の夏はもちろん暑いけれど、都会の夏とは違う暑さ。
陽射しは半端なく強いけど、アスファルトの地面からの
モワモワとした熱気は少なく、海からの風が通り抜けることも。
田んぼの鮮やかな緑と空の青さがたまらない、ザ・日本の夏です。

この時期の田んぼは青々としてほんとに美しい。手前のひまわりの花の黄色も元気になる。

今年6月に収穫して漬けておいた梅の土用干し。紫蘇の色がしっかり入った。

そして私たちの畑もしっかり夏モード。
7月上旬くらいから、トマト、ピーマン、ナス、オクラ、ズッキーニなどの夏野菜を収穫。
夏野菜の色は鮮やかで美しく、ほんとに見ているだけで元気になります。

夏モードの畑。ズッキーニはこんなふうにできます。

ナスとピーマンの列。友人に畑作業を手伝ってもらってます。

うちでは、トマトとひと言でいってもいろんな種類のトマトを育てています。

ブラックチェリートマト
チャドウィックチェリートマト
ゴールデンクィーントマト
グリーンゼブラトマト

などなど。
トマトを描いてと言われれば、赤で塗ってしまいそうだけど、
黄色もあれば緑がかったものもあり、
赤でも深い黒っぽい赤から朱色のような赤までさまざま。

赤、黄、緑、いろんな色のトマトたち。

パッケージングするとこれまたかわいい。

ピーマンは緑?
緑なんだけど、黄色っぽい明るい緑から、深い緑まであって、1色では描けない。

ピーマンとズッキーニのいろんな緑。何色使えばこの絵を描けるかな。

赤オクラ。生のママ薄く輪切りにして醤油をちょっとたらすだけでうまい。

インゲン豆。緑だけじゃなくて、黄色や紫も。

自分たちで野菜を育てるようになり、
野菜はこんなに色とりどりなんだなとよく感じます。
その色はどれも本当に美しく、これが自然にできるんだからすごい。

この色とりどりの野菜を使ったサラダがまたすごく美しい。
思わず、わあーっと言ってしまう。

色とりどりのサラダ。食卓がにぎやかになる。

食べることを楽しむために、色とりどりの野菜を育てる。
まだしばらく夏野菜のサラダを楽しめそうです。

information

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HOMEMAKERS

住所 香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1
営業時間 金曜、土曜のみ 11:00~17:00(L.O. 16:00)
http://homemakers.jp/

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