連載
posted:2016.3.8 from:兵庫県神戸市 genre:暮らしと移住 / 旅行
sponsored by 神戸市
〈 この連載・企画は… 〉
旅するように暮らす、暮らすように旅する。それができるのが神戸の魅力。
ブックレット『CLASS KOBE』で紹介した場所、そして、オリジナル記事も加えた、
神戸の暮らしを訪ねたくなるコロカルの神戸案内です。
writer profile
Noriko Tamura
田村のりこ
たむら・のりこ●フリーライター。旅行会社のグループ会社で販促物の制作・コピーライティングを担当、その後フリーライターに。旅行ガイドブックや雑誌、WEBサイトなどを中心に活動中。NY・ハーレム、ニューオリンズ、空港、音楽、映画好き。海外から運ばれてくるおみやげ、異国のにおいがココロの栄養&日常の中に旅気分を探しだすことが日々の楽しみ。
credit
撮影:松浦光洋
Supported by 神戸市
御影市場〈旨水館〉の中にある立ち呑み屋〈銀狐(ぎんぎつね)〉。
〈灘五郷(なだごごう)〉とは、神戸市東灘区、灘区、西宮市を合わせた日本酒の郷。
「地元のお酒をもっと知ってほしい」と店を立ち上げた寺島信子さんが選んだのは、
灘五郷のなかでもさらに地元、御影郷・魚崎郷を中心とした酒蔵でした。
「灘五郷の酒は辛口だけどコクと旨みがあっておいしいんです」と寺島さん。
この地域の酒は「男酒」と呼ばれるどっしりとした味が特長だそうです。
日本酒は仕込みに時間をかけたものやスパークリングタイプまであり、
灘五郷の酒の奥深さをあれこれと楽しんでいたら、
あっという間に時間がたってしまいますね。
ちなみに季節によってはしぼりたての生酒や
8年寝かせて旨みを増した古酒などの秘蔵酒が、酒好きを唸らせているそうですよ。
ところで。うまい酒にはおいしい料理がつきもの。
ここには、和食料理人とフレンチを得意とする洋食のシェフがいて、
鮮魚や旬の野菜などを使った料理を小気味よく出してくれます。
造りとおまかせ2品に酒がついた「寄り道ワンコインセット」で、
ぶらりと立ち寄って、ちょっと一杯を叶える男性客や、
昼網鮮魚の和洋食とともに“酒と料理のマリアージュ”を楽しむ
女性ひとり客が多いのもうなずけます。
楽しめる裾野の広さも懐の深さもとびきり、それが神戸のお酒なのです。
information
御影旨水館 立呑み処
銀狐(ぎんぎつね)
住所:兵庫県神戸市東灘区御影本町4-12-17(御影市場 旨水館内)
TEL:078-855-7727
営業時間:16:30~23:30(LO 23:00)、日曜15:00~22:00(LO 21:30)
定休日:なし
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