連載
posted:2016.3.7 from:兵庫県神戸市 genre:暮らしと移住 / 旅行
sponsored by 神戸市
〈 この連載・企画は… 〉
旅するように暮らす、暮らすように旅する。それができるのが神戸の魅力。
ブックレット『CLASS KOBE』で紹介した場所、そして、オリジナル記事も加えた、
神戸の暮らしを訪ねたくなるコロカルの神戸案内です。
writer profile
Noriko Tamura
田村のりこ
たむら・のりこ●フリーライター。旅行会社のグループ会社で販促物の制作・コピーライティングを担当、その後フリーライターに。旅行ガイドブックや雑誌、WEBサイトなどを中心に活動中。NY・ハーレム、ニューオリンズ、空港、音楽、映画好き。海外から運ばれてくるおみやげ、異国のにおいがココロの栄養&日常の中に旅気分を探しだすことが日々の楽しみ。
credit
撮影:松浦光洋
Supported by 神戸市
おいしい魚が食べたい。そう思ったときに神戸で向かうのは、
鮮魚店が多く集まる〈東山商店街〉が正解です。
1日のなかで一番活気がある午後2時ごろは、
明石の昼網であがった鮮魚が続々と並び始める時間。
「うまい! とりたて昼網」の文字が踊る店先は、
むろん旬の鮮魚を求める人々ですでに大賑わいになっています。
「黒鯛は刺身がうまいよ」「タコの試食していって」など
活気にあふれる声が飛び交うなかを進むと、ワクワクしてきますね。
商店街でのもうひとつの悦楽は、昼のみ味わえる海鮮丼です。
鮮魚店〈魚盛〉では、店内のイートインスペースで
エビや鯛、マグロ、ホタテ、サーモンなどの海鮮を
たっぷりのせた魚盛丼が味わえると評判です。
大ぶりのエビは舌の上でとろけるように甘く、
プリプリとした食感のホタテやマグロ、サーモンといった鮮魚は、
そのまったりとした旨み、歯ごたえがすし飯の酸味と口の中で一体に。
特別にオーダーされた米は、魚に合うように少しかために炊きあげて酢飯に。
醤油やみりん、ゴマ油などを合わせた特製タレも、
身のしまった鮮魚の旨みと弾力をより際立たせ、
活きのいい魚のおいしさを大胆に満喫できます。
またこの魚盛丼、魚ではなく“すし飯”がなくなれば終わりというのも、
ごはん処ではなく、魚処だからこそのこだわりです。
旬の鮮魚を買う、味わう。その両方を楽しみながら、古き良き商店街をそぞろ歩き。
そういう和やかな1日を満喫できるのも、神戸が見せてくれるもうひとつの顔なのです。
information
神戸新鮮市場
東山商店街
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