連載
posted:2016.3.2 from:兵庫県神戸市 genre:暮らしと移住 / 旅行
sponsored by 神戸市
〈 この連載・企画は… 〉
旅するように暮らす、暮らすように旅する。それができるのが神戸の魅力。
ブックレット『CLASS KOBE』で紹介した場所、そして、オリジナル記事も加えた、
神戸の暮らしを訪ねたくなるコロカルの神戸案内です。
writer profile
Noriko Tamura
田村のりこ
たむら・のりこ●フリーライター。旅行会社のグループ会社で販促物の制作・コピーライティングを担当、その後フリーライターに。旅行ガイドブックや雑誌、WEBサイトなどを中心に活動中。NY・ハーレム、ニューオリンズ、空港、音楽、映画好き。海外から運ばれてくるおみやげ、異国のにおいがココロの栄養&日常の中に旅気分を探しだすことが日々の楽しみ。
credit
撮影:松浦光洋
Supported by 神戸市
明治元年に誕生した日本三大中華街のひとつ神戸〈南京町〉。
屋台や中華風の建物が並ぶリトルチャイナとして観光名所になっていますが、
路地に目を向けると、そこにはインド料理や和食店の看板がちらほら。
実はこのまち、中華料理だけを目的に訪れる場所ではないのです。
例えば南京町広場の北東角には、
昭和22年創業の老舗うなぎ店〈うなぎ横丁〉があります。
うなぎは背開きの江戸前。蒸しを入れ、甘さ控えめで
飽きのこないタレをつけては焼き上げるという2代目店主の熟練の妙技で、
創業以来の味を守っています。
また、本格カレーがカジュアルに味わえる
〈ALOK(アロック)〉も地元ではなじみの店。
チキンや野菜、魚介など30種以上のカレーを筆頭に多彩なインド料理が楽しめ、
さらにはネパール料理までそろうという幅の広さが愛される理由です。
タンドール窯で焼き上げた大きなナンは、ほんのり甘く、ふっくらむっちり。
本格カレーとともに気軽にほおばれる楽しみが待っています。
そんな多国籍なまちで、最も多く軒を連ねている中華料理店では
最近、中華カフェレストラン〈群愛茶餐廳(ぐんあいツァツァンティン〉が、
老舗店の復活と話題を集めています。
一から手づくりした数々の点心や魅惑の香港スタイルスイーツが
スタイリッシュな店内で楽しめるとあって、オープン以来注目の的です。
それにしても。この中華街のなかにいくつの文化が共存しているのでしょう。
古くから異文化を快く受け入れて来た神戸の懐の広さは、食でもしっかり感じられます。
information
うなぎ横丁
住所:兵庫県神戸市中央区元町通1-6-17
TEL:078-331-0054
営業時間:11:00~21:30(LO 21:00)
定休日:日曜
information
ALOK
住所:兵庫県神戸市中央区栄町通1-2-15
TEL:078-321-3044
営業時間:11:00~15:00、17:00~22:00
information
群愛茶餐廳
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