ライブ参戦のついでに楽しみたい! 地元で愛される、 地産地消の“うみなかグルメ”

志賀島に続く「海の中道」は両サイドを海に挟まれた一本道
(写真提供:福岡市)

昔から“音楽がさかんな街”として有名な福岡。
1981年に開園した国立公園「海の中道海浜公園」でも、
昔からたくさんの音楽イベントが開催されています。

昭和には浜田省吾や矢沢永吉など、ビッグネームの野外コンサートが、
平成にはエイベックス所属アーティストによる〈a-nation〉、
博多弁の「何ばしよっと?」が由来の〈NUMBER SHOT〉など、
さまざまな音楽イベントが催され、全国各地から音楽ファンが集まりました。

令和5年の今年も、5月に〈CIRCLE ‘24〉が予定されています。
新旧の豪華アーティストが勢揃いする音楽イベントということもあり、
福岡まで“遠征”を予定している人もいるのではないでしょうか。

せっかく海の中道まで来たのなら、直行直帰ではもったいない!
周辺エリアには、地産地消のグルメが楽しめる
小さくて素敵なお店がたくさんあるんです。
イベント参戦ついでに、ローカルの美味しさを堪能しませんか?

スパイスを効かせた飽きない美味しさ〈MEGANE CURRY〉

「MEGANE CURRY(メガネカリー)」

海の中道をわたって志賀島に入ってすぐ右手、鳥居の近くにある
「MEGANE CURRY(メガネカリー)」。
メガネをかけたお二人によるスパイスカレー屋さんです。

メニューは「チキンカリープレート」(1100円)や
「エッグキーマカリープレート」(1200円)の定番メニューのほか、
旬の食材を使った「今日のスペシャルメニュー」(1,200円〜)、
そして3種類のカリーと副菜がセットになった
「MEGANEターリー」(1350円〜)から選べます。

「MEGANEターリー」

「ターリー」はヒンディー語で「大皿」の意味。いくつかの料理を組み合わせて大皿で提供される料理の形式のこと

使用している食材は、志賀島産の海の幸・山の幸がメイン。
サワラやイカなどの魚介類は島の漁師さんから、
ちょっとめずらしいお野菜も島の農家さんから仕入れています。
さらに、お米も志賀島産!去年は「自分たちでつくったお米」を
使っていた時期もあったのだとか。

「MEGANE CURRY(メガネカリー)」店内

もともと農業にも興味があり、食材の産地に近いところで
お店をつくりたいと考えていた、というお二人。
そんな地域密着型のお店である一方、インドやミャンマーまで足を運び、
現地の食文化をインプットするなど、カレー研究にも余念がありません。

じわじわと暑くなっていくこれから季節にぴったりのスパイスカレー。
季節の果物を使ったラッシーや、食後のスイーツもオススメです!

information

map

MEGANE CURRY 

住所:福岡県福岡市東区志賀島589-2

営業時間:月〜水曜11:30〜16:00、土・日曜11:30〜19:30

定休日:木・金曜 ※営業日カレンダーはInstagramに掲載

Instagram:@megane_curry

店主の好きなアーティスト:FOLK9

カラダにも環境にも優しい〈ケンジーズドーナツ西戸崎No.13 CAFE〉

「ドーナツECOカー」

ドーナツの配達に使われているのは、使用済み揚げ油を燃料にして走る「ドーナツECOカー」

西戸崎駅から徒歩10分、住宅街にたたずむ「ケンジーズドーナツ」。
店内には本やレコード、くつろげるソファがあって、
まるで友人の家に遊びに来たような気分になれるお店です。

お店のカウンターに並ぶドーナツ

季節の揚げドーナツ「あまおうミルク」(270円)は、志賀島産のイチゴを使用

お店のカウンターに並ぶドーナツは、常時20種類ほど。
お昼ごろに揚げたてが届く「揚げドーナツ」のほか、
揚げずに焼いたヴィーガン仕様の「焼きドーナツ」、
グルテンフリーの「エナジー焼きドーナツ」が用意されています。

すべてのドーナツは毎日手作りされたもので、
素材はローカル食材にこだわり、小麦粉も福岡県産。
美味しさだけでなく、食べる人の安心・安全を目指すドーナツなのです。

ちなみに、エナジー焼きドーナツの名前は
「熱源一号」(350円)と「熱源二号」(370円)。
食べるだけで元気がチャージされそうなネーミングですよね。

「ケンジーズドーナツ」店内

店内では、古本や中古レコードの販売も行っています

西戸崎はかつて米軍基地「キャンプハカタ」があったエリア。
近くには、米軍ハウスを活用したゲストハウスも点在しています。
ドーナツをいただいた後に、ふらりと散策してみては。

information

map

ケンジーズドーナツ西戸崎No.13 CAFE

住所:福岡県福岡市東区西戸崎3丁目3−13

営業時間:11:30〜18:00

定休日:月曜・火曜

Instagram:@canezees_saitozaki_no.13cafe

店主の好きなアーティスト:トム・ウェイツ、クレイジーケンバンド

小中高生が斬新な発想で 雑煮のレシピを開発! オリジナル雑煮コンテスト 「第2回Z-1グランプリ」開催

応募総数1107作品。郷土食の代表、お雑煮を若い世代に親しんでほしいと開催したコンテスト

お雑煮は土地ごとに特徴を持つ郷土色豊かな食べ物。
そのお雑煮を小中高生が自由な発想でレシピを考案した
オリジナル雑煮コンテスト「第2回Z-1グランプリ」が開催されています。
2024年4月27日(土)に5つのレシピを調理、実食した三次審査が行われ、
6月1日(土)に行われるグランプリ大会(最終審査)に進む
ふたつの雑煮が選ばれました。

「Z-1グランプリ」ロゴマーク

「Z-1グランプリ」は雑煮と主催者の全国調理師養成施設協会の頭文字から名付けられています。

「第2回Z-1グランプリ」を主催しているのは、全国調理師養成施設協会。
食文化継承の役割を担う調理師を養成する調理師学校の教育振興を目的とした団体です。
若い世代にも、日本の食文化を代表する郷土食、
雑煮に親しんでもらうきっかけ作りにしたいと始まったイベントです。

参加対象は全国の小・中学生、高校生。
第2回となった今回は、全国から昨年開催された第1回を上回る1,107作品もの応募がありました。

テーマは「いつでも食べたい、地元食材で私のオリジナル雑煮!」。
雑煮を、餅を入れた汁物と定義した上で、応募には3つの条件が加えられました。

1. 餅米から加工された餅を入れること(餅の形や調理法は問わない)

2. 地元食材を1種類以上入れること

3. 1杯分の材料費が500円以内であること

4. SDGs(地産地消、食品ロス)を意識すること

全国から応募があったレシピは、地域にある調理師学校での1次審査、Z-1事務局での2次審査を経て5作品にまで絞られました。
実食審査となる3次審査が行われたのは4月27日(土)。
会場は東京都小金井市にある辻調理師専門学校 東京です。

地元の食材を取り入れた自由な発想のある5つの雑煮

今回3次審査に進んだ5作品はいずれも高校生が考案しました。

広島県の高校2年生による「広島満載担々雑煮」

広島県の高校2年生による「広島満載担々雑煮」

ひとつ目の「広島満載担々雑煮」は広島県在住高校2年生が考案。
広島では汁なし坦々麺など辛い麺類が人気。
この雑煮にも担々麺をイメージしたゴマと豆乳入りのスープに、
地元食材の牡蠣、レモンが加えられています。途中でラー油を入れて味変も可能です。

鹿児島県の高校2年生による「かごんま特製雑煮」

鹿児島県の高校2年生による「かごんま特製雑煮」

ふたつ目の作品は鹿児島県在住の高校2年生が考えた「かごんま特製雑煮」。
「かごんま」とは、鹿児島県の方言で「かごしま」の意味。
鹿児島県の雑煮は海老が入っているのが特徴です。
その地元らしい味わいの雑煮に地鶏の黒さつま鶏など、鹿児島県の食材を加えています。

岐阜県の高校2年生による「信長雑煮」

岐阜県の高校2年生による「信長雑煮」

3つ目は岐阜県に住む高校2年生の作品「信長雑煮」。
「岐阜県にあるお城の城主を務めた織田信長が好物だったとされる
干し柿、酒をメインとした雑煮です」
というコメントの通り、お雑煮に干し柿が入っているという斬新さ。
餅は黒豆入り、汁には酒粕を使用。
金箔をトッピングして、城主・織田信長のイメージをお椀の中で膨らませています。

兵庫県の高校2年生による「多幸と明石特産品が詰まった雑煮」

兵庫県の高校2年生による「多幸と明石特産品が詰まった雑煮」

4つ目の「多幸と明石特産品が詰まった雑煮」はタコが有名な
兵庫県に住む高校2年生の作品です。
レシピを考案した高校生はネーミングも工夫。
「タコとたくさんの幸がつまっているという意味をかけて“多幸”にしました」とのこと。
自宅で明石焼きを作ると余ることがあるので雑煮に入れたというSDGsを意識した作品です。
澄まし汁にゆずの皮が添えられて上品な味わいです。

福岡県の高校1年生による「洋風明太子ZONI」

福岡県の高校1年生による「洋風明太子ZONI」

5つ目の作品は「洋風明太子ZONI」。明太子が名物の福岡県に住む高校1年生の作品です。
「栄養面と食品ロスを考え、野菜の芯や皮も使ったお雑煮にしてみました」と
こちらもSDGsを意識。
明太子のトッピングが福岡らしく、焼いた赤い丸餅、
大根やにんじんなど野菜もたくさん。
豆乳も使用したヘルシーなお雑煮です。

徳島県産の「たかきび」使用の 代用肉による餃子とハンバーグ

世界農業遺産認定の「にし阿波の傾斜地農耕システム」でつくられた「たかきび」

健康志向の高まりや、畜肉生産による温室効果ガス削減を推進するために、
近年増えつつあるプラントベースの代用肉。
一般的に外国産の大豆を原料とした代用肉が多いなか、
国産のスーパーフードに注目した企業があります。
それが徳島県で55年続く外食企業の〈ふじや〉。
同社は徳島で古くからつくられてきた「たかきび」という雑穀で、
次世代のプラントベースフードを開発しました。

徳島で古くから作られてきた「たかきび」

主原料となるたかきびは、世界五代穀物の一つ(諸説あり)とも言われており、
ダイエット食や健康食としても知られています。
「ミートミレット」という別名も持ち、ひき肉に似た弾力ある食感が特徴です。

「にし阿波の傾斜地農耕システム」でつくられたたかきび

〈ふじや〉では人口約7700人、急斜面が多い山間地域である徳島県美馬郡つるぎ町にて、
「にし阿波の傾斜地農耕システム」でつくられた(一部海外産も使用)たかきびを使用しています。

「にし阿波の傾斜地農耕システム」

にし阿波の傾斜地農耕システムとは、斜面で一般的な段々畑をつくるのではなく、
独特の農具と知恵を使い、傾斜地のまま農耕を行う手法で、
400年以上にわたり継承されてきた文化です。
このシステムは持続可能であり、食と農の危機的状況や生態系の破壊など、
世界が直面する問題解決にもつながると評価され、
国連食糧農業機関(FAO)が認定する制度「世界農業遺産」
に中国・四国地方で初めて認定されました。

アートの島、豊島にオープンする 良品計画による滞在型宿泊施設 〈MUJI BASE TESHIMA〉 Airbnbで予約開始

アート作品と自然、ノスタルジックなまち並みが揃う島で「感じ良い暮らしと社会」を

瀬戸内海に浮かぶ香川県の豊島は、西隣の直島と並ぶアートの島。
瀬戸内のアート巡りで必ず訪れたい場所です。

瀬戸内海に浮かぶ香川県の豊島

その豊島に滞在型宿泊施設〈MUJI BASE TESHIMA〉がオープンします。
世界最大級の宿泊予約プラットフォーム、〈Airbnb〉で予約受付が始まりました。

面積14.5キロ平方メートル、人口約760人の豊島は、
水が豊富に湧き出し、緑が多く自然に恵まれています。
集落の古いまち並みは、長く潮風にさらされてノスタルジックな雰囲気です。
稲作を主とした農業もさかんで、海を臨む傾斜に棚田が広がり、
温暖な気候を利用した柑橘の果樹栽培も行われています。

家浦集落

一時は産業廃棄物の不法投棄が大きな問題になりましたが、
現在では廃棄物の処理も進み、環境の再生を目指した取り組みが続いています。

MUJI BASE TESHIMAの建物は家浦集落にある築90年あまりの古民家。
その名前の通り、所有・運営を行うのが〈無印良品〉を展開する〈良品計画〉です。
建物は2010年に瀬⼾内国際芸術祭が開催されたタイミングで、
作品兼レストラン運営スタッフの寮としてリノベーションされました。

MUJI BASE TESHIMA

その古⺠家を良品計画が受け継いで、内装の企画とデザインを担当。
良品計画が提案する「感じ良い暮らしと社会」を体現する空間が出来上がりました。

〈F-TRAD〉プロジェクト 工芸の未来を感じさせる 14アイテムが福井から誕生

越前和紙、越前漆器など、
7つもの伝統工芸品がつくられている福井県。

そんな福井県で、伝統工芸品を現代のライフスタイルに合わせて
アップデートするプロジェクト〈F-TRAD〉が行われています。

伝統工芸を現代仕様にアップデート

今回が2期目となる〈F-TRAD〉。
伝統工芸産地が誇る技術を生かしながら
現代の生活に調和するアイテムを開発・セレクトし、
その魅力を全国に発信しています。

プロジェクトの主体は福井県。
全体ディレクションやコーディネートを
同県鯖江市の企業である〈TSUGI llc.〉が支えます。

〈F-TRAD〉プロジェクトでは、
コンセプトに合う商品開発をする〈F-TRAD MADE〉と
コンセプトを体現する商品のセレクト・販売をする
〈F-TRAD FOUND〉というふたつの企画を通じて、
福井の伝統工芸の、未来に向けた再解釈を目指しているそう。

今回、福井県内の伝統工芸職人と
福井県外を拠点とするデザイナーの協働によって、
同プロジェクトから14アイテムが誕生しました。

伝統工芸の未来を感じさせる8つのプロダクト

〈F-TRAD MADE〉が目指したのは、
「現代の人々の生活に寄り添う商品」。

職人とデザイナーで構成される8つのチームが
工芸と産地のこれからに徹底的に向き合い、
「それぞれの工芸が見据える未来」を感じさせるプロダクトを生み出しました。

越前焼 吉田雄貴(豊彩窯)× 鈴木康洋・光井花
〈HARIMON MUG、HARIMON MIRROR〉

越前焼 吉田雄貴(豊彩窯)× 鈴木康洋・光井花〈HARIMON MUG、HARIMON MIRROR〉

ぽってりとした模様が特徴的なマグカップと鏡は、
越前焼の貼文甕(ちょうもんがめ)にインスピレーションを受け、
その技法を再現し〈HARIMON〉と名付けられた商品。

職人吉田さんが1点ずつ手づくりする粘土の模様は、
花、木、鳥、蝶、ハート、太陽の6種類です。

越前打刃物 戸谷祐次(Sharpening four)×
江口海里(KAIRI EGUCHI STUDIO)〈巴刃〉

越前打刃物 戸谷祐次(Sharpening four)×江口海里(KAIRI EGUCHI STUDIO)〈巴刃〉

こちらは、肉や野菜などの食材をしっかりと切れる小三徳包丁と、
果物の処理に適した小回りの効くペティナイフ、
両方のよさを併せ持つミニ包丁。

軽くてコンパクトでありながら力を入れやすいこの包丁なら、
料理をする楽しみをより味わえそうです。

越前漆器 関坂達弘(セキサカ)×
鈴木元(GEN SUZUKI STUDIO)〈BOX〉

越前漆器 関坂達弘(セキサカ)×鈴木元(GEN SUZUKI STUDIO)〈BOX〉

箱好きのふたりによって開発されたのは、
越前漆器の角物技術を生かしつつ、
角度の工夫により現代的なすっきりさを感じる形に仕上げられた多目的ボックス。

上から見ると平行四辺形というこの絶妙な形が、
主張しすぎないのに目にとまります。

越前漆器 服部寿彦(松屋漆器店)×
舩越勇毅(trema)〈トレー、重箱、弁当箱〉

越前漆器 服部寿彦(松屋漆器店)×舩越勇毅(trema)〈トレー、重箱、弁当箱〉

こちらも越前漆器の商品。

重箱やトレーなど、テーブルウェアが人気の老舗漆器店が
人気商品をアップデートしました。

カラーリングによって、モダンで華やかな印象が感じられます。

ブドウの搾りかすからつくった 天然酵母で地元特産のパンを開発。 障がい者就労支援のワイナリーと 産官学福の連携プロジェクト

サステナブルな社会にとって、フードロスは重要なテーマです。
各自治体でも食材廃棄は、大きな課題となっています。

そんななか、愛知県小牧市が、地域資源を活用した産官学福連携の
トライアル事業として、〈フードロス開発プロジェクト〉を立ちあげました。

地元でワイン醸造を手がける〈小牧ワイナリー〉から廃棄される
ワインパミス(ブドウの搾りかす)に注目。
地元のパン店、近隣の大学の学生を巻き込んで、地元特産のパンづくりをスタートしています。

多目的ホールやカフェ、貯蔵庫のあるメイン棟(右)と醸造棟(左)。

多目的ホールやカフェ、貯蔵庫のあるメイン棟(右)と醸造棟(左)。

ワインパミスから天然酵母を起こし、パンを発酵させるパン屋

「ワイン醸造の過程で、ブドウをしぼる際に発生する果皮や種を含んだ
ワインパミスは、年間で約1トン出ています。
一部は、畑に撒くなど肥料にしていますが、それ以外はすべて廃棄していました。
これを地域資源として捉え、地域経済の循環に活用できないかと、
小牧市の東部まちづくり推進室の担当者から提案をいただいたんです」
と語るのは、ワイナリーのスタッフで、このプロジェクトの中心メンバーである
芳賀俊(はがすぐる)さん。

もともと、〈小牧ワイナリー〉にパンを卸していた〈パンベル〉の店主である
森友也(もりともなり)さんが、ワインパミスから、
天然酵母を起してパンを製造していました。
このことを市に伝えると、地元特産のパンをつくろうと話が一気に進んだそうです。

さらに、次世代の若い人たちも巻き込みたいと市から提案があり、
近隣の名古屋経済大学の学生たちにも参加してもらい、栄養価に関する調査や、
パンに合うレシピ開発にも挑戦したとか。

小牧市は果樹栽培が盛んなことから、酵母には、地元産のハッサク、サクランボ、ブドウ、ウメなど季節の無農薬果実を使っているそう。

小牧市は果樹栽培が盛んなことから、酵母には、地元産のハッサク、サクランボ、ブドウ、ウメなど季節の無農薬果実を使っているそう。

名古屋の中心で、スタッフ総出で販売し、手ごたえをつかむ

こうして、地元産のワインパミスを酵母としたカンパーニュなどの
ハード系パン2種と食パン1種が完成しました。
初のお披露目として、名古屋市・栄のスペースで、スタッフ関係者総出で、パンを販売。
小麦の香りとほんのりブドウの酸味が感じられるパンは、大好評となり、完売したそうです。

「ワインパミスから蒸留酒ができることは知っていたので、ワインパミスで
発酵させた酵母なら、おいしいパンを作れるだろうと思っていました。
学生たちにも試食してもらい、若い人たちの意見を取り入れながら、
搾りかすの果皮も粉末にして加えるなどの工夫もしました。
いろいろな力を結集して、地元の特産品を使ったパンができたことは、
すごくうれしいですね」と森さんは語ります。

小麦の風味が引きたち、ブドウの酸味がほんのり香るハードパン。

小麦の風味が引きたち、ブドウの酸味がほんのり香るハードパン。

能登半島地震で被災した 能登町の〈松波酒造〉 たくさんの人と手を取り合って 酒づくりを進め復興へ

蔵から救い出した日本酒や酒米が被災した酒蔵の進む力に

2024年1月1日16時10分に発生した能登半島地震。
被害が大きかった奥能登の輪島市、珠洲市、能登町には11の酒蔵があります。
そのひとつ、能登町の〈松波酒造〉は地震発生直後に家屋や蔵が倒壊。
地元での酒づくり再開の目処が立たないなか、
無事だったお酒や取り出せた酒米で仕込んだ日本酒を少しずつ販売しています。

冬は日本酒づくりが忙しい季節。
松波酒造の若女将、金七(きんしち)聖子さんは
今年も元日だけがゆっくりできる予定でした。
大きな揺れに襲われたのは、初詣を午前中に済ませ、
3階の自室でのんびり過ごしていた午後のこと。

能登は2020年12月以降群発地震が発生していて、
最初は「またか」と思ったといいます。
しかし十数秒後、これはいつもとは違うと察して
日頃から何かのときの命綱だと感じていたスマートフォンと
パソコン、電源ケーブルだけを抱えて階下へ。

100年以上経っている建物に増改築を繰り返してきた店舗兼住まいは、
そのときすでにあちこちに被害が出ていました。

松波酒造の被害の様子。

松波酒造の被害の様子。

ケガをして動けなくなっていた妹さんや
98歳の祖母を含めて自宅にいた家族7人は外へ。
金七さんと社長である父・政彦さんは、それでも蔵の様子を見に行きました。
黒い瓦ぶきの蔵は「巨人が倒れていたようだった」と
金七さんはその様子を振り返ります。

蔵には代表銘柄〈大江山 おおえやま〉のもろみや搾った新酒と瓶詰めされた半製品、
およそ3トンの酒米、そして長期熟成酒〈双心〉が保存されていました。
なかでも金七さんが気掛かりだったのは〈双心〉です。
2005年、2006年、2015年に仕込んで熟成された日本酒〈双心〉を
ラグジュアリーな酒として販売するプロジェクトが進行中で
春先には瓶詰めをする予定だったからです。

ラグジュアリーな日本酒〈双心〉。

ラグジュアリーな日本酒〈双心〉。

「絶対生きている酒はあるはず。酒は出す」という強い気持ちとともに
家族と一緒に避難所指定の松波中学校に辿り着きました。

数日後、金七さんは財布も身分証明書となる運転免許もない状況で
金沢のホテルへ二次避難。
明治元年から続いてきた酒蔵はどうなるのか
事業に欠かせない実印や重要書類などを取り出せないものかと
方々に相談するうちに
災害レスキューと呼ばれるNGOのひとつ、
〈災害NGO結〉が協力してくれることになりました。

神奈川の出版社や書店と 交流しながら本が買える 2DAYSブックマーケット〈本は港〉

神奈川県内の多様な出版社や書店が集まるブックマーケット〈本は港〉。
2023年5月に始まり、大好評を博した同イベントの第3回が、
2024年5月25日(土)・26日(日)の2日間にわたって開催されます。

2回を経た手応えや今後の展開などについて、
主催・会場の〈LOCAL BOOK STORE kita.〉の森川正信さん、
同イベントディレクターの神奈川新聞社・太田有紀さんに聞きました。

神奈川から本の文化を発信

東京と近いせいか独立系書店オープンの波が来るのがだいぶ遅かった神奈川にも、
2018年頃から個人経営の書店が少しずつ増え、
コロナ禍を機にその動きがさらに目立つようになってきました。

太田さんは、そんな書店を巡って店主の話を聞く「まちを耕す本屋さん」を
2022年7月〜12月まで神奈川新聞で連載。
県内の書店について特色を聞くと、
「いい意味でまとまりがない」といいます。

「神奈川県自体、海沿いと内陸で地域性がまったく違います。
まちの中心部でも観光地でもないところで
店主のキャラクターを生かした店づくりをしていたり、
その場所が好きでわざわざ移住して
まちを元気にするために本屋をやっていたり。
自分なりの理由を持って
ここで本屋をやるんだという思いが強い方が多い気がします。
どの本屋さんもその土地らしさが表れているんですよね」

太田さんの連載をまとめたZINE『まちを耕す本屋さん』。

太田さんの連載をまとめたZINE『まちを耕す本屋さん』。裏からは、書店主らが寄稿した『本屋のあるまち』が読めるつくりになっています。

横浜・妙蓮寺駅近くの〈本屋・生活綴方〉に立ち上げから携わってきた
出版社〈三輪舎〉の中岡祐介さんも、そんな取材先のひとり。
中岡さんと、長年コワーキング・イベントスペースを運営し
さまざまな場づくりや創業支援に携わってきた森川さんを
太田さんがつないだことから、〈本は港〉の企画がスタートしました。

「本の流通や制作に関してはこれまで東京がトレンド発信地でしたが、
出版活動は東京じゃなくてもできるし、神奈川にも個性的な書店が増えてきたので
イベントをやりたいというお話を中岡さんから伺っていました。
私も新聞社で働いているので、
地元の活字文化を活性化させたいという思いは常に頭にありました。
それぞれの生業は違いますが、
最大公約数をとればきっとまとまるだろうなと思っていました」(太田さん)

〈LOCAL BOOK STORE kita.〉は、棚ごとに違う“オーナー”さんがセレクトした本を販売する“ブックマンション”型の書店。コワーキングスペース〈マスマス | 関内フューチャーセンター〉に併設

〈LOCAL BOOK STORE kita.〉は、棚ごとに違う“オーナー”さんがセレクトした本を販売する“ブックマンション”型の書店。コワーキングスペース〈マスマス | 関内フューチャーセンター〉に併設されています。

歴史ある大浴場が都会的なカフェに。 〈温泉喫茶 si no no me〉が 愛知県蒲郡市にオープン

創業69年の老舗旅館の大浴場を改装

「老舗旅館の大浴場をカフェにリノベーション」

そんなユニークな取り組みがされたのは、
愛知県蒲郡市で、創業69年を迎えた老舗旅館〈銀波荘〉です。
1階にあった古い大浴場を改装し、
〈温泉喫茶 si no no me〉として再出発。

2024年1月のオープン以来、多くの人が訪れるスポットとなっています。

〈温泉喫茶 si no no me〉の店内に足を踏み入れると、
目を引くのは美しいオーシャンビュー。
中央にあるアール壁のオープンキッチンがあり、
テーブル席のほか、浴槽の腰掛けを活用したユニークな席も設けています。

外にあった露天風呂は、足湯も兼ねたテラス席に改装。
足湯に浸かりながら、ゆっくりティータイムを楽しむこともできます。

大浴場時代に使っていた手すりや排水溝も、あえて残しました。
ただ単におしゃれなだけではなく、
温泉旅館として長く愛された〈銀波荘〉の
歴史を体感できる空間にもなっています。

地元の味を楽しめるメニューの数々

店内では、クリームソーダやワッフルをはじめとした
軽食とスイーツ、ドリンクが多数。
なかでも地元の食材を気軽に味わえる、
フォトジェニックなメニューに注目です。

左から「黄昏クリームソーダ」「蒲郡クリームソーダ」「東雲クリームソーダ」(各950円)。

左から「黄昏クリームソーダ」「蒲郡クリームソーダ」「東雲クリームソーダ」(各950円)。

「蒲郡クリームソーダ」は蒲郡みかんのパウダーとジャムを使い、
さっぱりと仕上げた1杯。
ひと口味わうと、蒲郡みかんのさわやかな香りと
濃厚な甘さが広がります。

店の前に広がる海や山々を背景に写真撮影をすれば、
蒲郡を訪れた記念になる、すてきな1枚となることでしょう。

「西尾抹茶とみかん餡」(1200円)は、
抹茶を練り込んだワッフルに、
蒲郡の名産品であるみかんでつくった餡をのせ、抹茶ソースをかけた一品です。

抹茶は国内有数の産地である、お隣の西尾市で採れたものです。

ほかにもバラエティ豊かなソフトクリームや、
オリジナルブレンドのコーヒーなども用意しています。

〈益子舘里山リゾートホテル〉が ロビーをリニューアル。 森をイメージしたカフェがオープン

益子の自然をイメージした癒やしの空間に

「陶芸のまち」として知られる栃木県益子町。

この里山に佇む一軒宿〈益子舘里山リゾートホテル〉(以下、益子舘)が
ロビーをリニューアルオープンしました。

新たに設けられたのは、〈森のカフェ 〜ましろ〜〉と
名付けられたカフェスペース。

ゲストに、“森の中でくつろいでいるような非日常を
味わってもらいたい”という想いから生まれたこのカフェは、
樹々を模したオブジェを多用し、まるで森の中にいるような
空間になっています。

〈森のカフェ 〜ましろ〜〉

日中は太陽の光に包まれ、夜は和紙ランプの光の演出に包まれます。

夜は和紙ランプの光の演出に包まれます。

全国の地域材の情報が 一挙集結した〈地域材ポータル〉

各地域材の詳細な情報を掲載

県や市町村など特定の地域で生産される「地域材」。
利用することで地域の林業を活性化や、
持続可能な森林環境の維持につながるため、
建築内装業界やプロダクトデザイン業界では近年注目を集めています。

日本の森林イメージ

そんな各都道府県の地域材情報をまとめたWebサイト
地域材ポータル〉が、〈株式会社森未来〉より、2024年1月にリリースされました。

木材情報プラットフォーム〈eTREE〉の紹介

同サイトは、木材情報プラットフォーム〈eTREE〉内の
新たなWebコンテンツとして誕生したもの。

株式会社森未来には以前より、地域材に関するユーザーの相談や、
地方の木材事業者の「地域材の魅力を伝えたい」という声が届いていたそう。

もともと地域材の情報は、
各自治体や関連団体が昔から発信を行っているのですが、
それぞれが個々に行っているため、
情報にアクセスしづらいという課題がありました。
そんな課題を解決するためにリリースされたのが、〈地域材ポータル〉です。

今しか見られない絶景! 山形「白川湖」の水没林ライトアップが 5月18日まで開催

期間限定で現れる神秘的な光景を夜も堪能

山形県飯豊町(いいでまち)にある白川湖(しらかわこ)。

白川ダムによってつくられたこの湖は、春になると
飯豊連峰の雪解け水が大量に流れ込み、シロヤナギの木が
水の中から生えているかのような水没林の光景が現れます。

まだ雪が残る「白の水没林」

3月下旬から4月中旬頃は、まだ雪が残る「白の水没林」が見られます。

芽吹き始めた「緑の水没林」

4月中旬から5月中旬頃にかけて、芽吹き始めた「緑の水没林」を目にできます。

田植えに向けて、5月下旬頃から白川ダムが雪解け水の放流を開始すると、
徐々に湖の水位が下がるため、この幻想的な景色は約2か月間という
限られた期間しか目にすることができません。

すぐそばにはオートキャンプ場などを併設するほか、カヌー体験(要予約)も
提供している〈白川湖岸公園〉があるため、ゴールデンウィークを中心に
貴重な絶景をひと目見ようと県内外から数多くの観光客が訪れます。

本州一早い5月3日が海開きの 白良浜を臨む〈白良荘グランドホテル〉 釣り体験付宿泊プランも登場

ワイキキビーチと姉妹浜。南国ムード漂う白良浜

関西屈指のリゾート地として名高い、和歌山県白浜町。
日本三古湯のひとつ、白浜温泉が湧出し、海と温泉が楽しめるリゾートエリアです。
一年中温暖な気候に恵まれている白浜町の
ビーチ、白良浜(しららはま)は5月3日(金)に本州一早く海開きが行われます。

白浜町のビーチ、白良浜

白良浜は、町の名前、白浜の由来にもなりました。
約620メートルに渡る白砂が美しい浜で
「日本の海水浴場百選」にも選ばれています。
ターコイズブルーの海と白い砂浜が美しく、
浜辺にそって椰子の木が植えられていてトロピカルなムードも漂い
ハワイのワイキキビーチとは姉妹浜です。

5月3日の海開きイベントには、
清掃や安全を祈念する神事などのあと、初泳ぎ、フラダンスの披露、
さらに最近話題のティラノサウルスレースも開催される予定です。

古くから伝わる温泉も自慢。歴史と格式ある宿

白良荘グランドホテル

その白良浜に面した歴史と格式ある宿が〈白良荘グランドホテル〉です。
昭和4年(1929年)に「白良荘」として創業し、
昭和43年(1968年)12月に新しい建物が完成したのを機に
現在の名前になりました。

90年以上の歴史では、
昭和天皇・皇后や秋篠宮ご夫妻が泊所として利用したこともあります。
皇族が利用したロイヤルフロアには、貴賓室と呼ばれる客室があり、
記念日などに利用する人も多いのだとか。

白浜には、効能豊かな温泉を目的に飛鳥時代の天皇も訪れていました。
万葉集や日本書紀によると斉明天皇、持統天皇、文武天皇らが
都からはるばる湯治に訪れたと記されています。

海を見渡せる「眺望の湯 潮風」の露天風呂

海を見渡せる「眺望の湯 潮風」の露天風呂

白良荘グランドホテルも温泉が自慢。
開放的な露天風呂からは美しい白良浜を一望できます。
夜は月光が照らす海から波の音が聞こえてロマンチックです。

磯辺の湯 松風

「磯辺の湯 松風」は潮騒を近くに聞きながらゆっくり。

お湯は神経痛などに適応しているほか
海水に近い塩分濃度で湯冷めしにくく、保湿効果もあります。

人生の迷い路で再燃した古本愛 人気ブログ『Y氏は暇人』の山田全自動 が〈ふるほん住吉〉を4月26日開店!

自著12冊を並べて「地産地消コーナー」と紹介する山田孝之さん。

いつのまにか路上遺産ハンター&浮世絵イラストレーターに。
そして古書店をオープン

浮世絵風イラストレーター・山田全自動として活動する山田孝之さんは、
商業誌やWebメディアで連載しSNSのフォロワーは累計260万人を超す人気作家。
「子どもの頃勘違いしてたことあるある」「絶滅危惧種あるある」など、
絶妙な視点の「あるある」ネタを絵と言葉で表現し、
「わかる!」「やられた!」と膝を打つ人が後を断ちません。

インスタグラム@y_haikuの投稿

インスタグラム(@y_haiku)の投稿に1000件以上コメントがつくこともある 提供:山田全自動

一方、山田さんは寂れた路地裏や商店街に佇む味わい深い建造物、
レトロなシャッターの看板、変顔のお地蔵さんなど
自分がひそかに発見した路上ネタや隠れ観光スポットを記録するブログ
『Y氏は暇人』を20年近く続けてきました。

「山田全自動は“わかる”と“わからない”の間を攻めていますが、
『Y氏は暇人』は“わかってくれる人だけわかってくれたらいい”という感覚で、
完全に趣味として楽しんでいます」

ふたつの作者が同一人物であることに気づいていない人も多いそうです。

〈Y氏は暇人〉として初めて自費出版した『福岡のB面』

『Y氏は暇人』として初めて自費出版した『福岡のB面』。

佐賀県鹿島市に生まれた山田さんは、2004年に関西の大学を卒業後、
大手スーツメーカーに就職しますが、福岡市内の店舗を2年で辞めます。
趣味でホームページをつくっていたことから、Webデザインの会社に再就職。

まもなくフリーランスとして活動し、
クライアントから「イラストも描けない?」と聞かれたことがきっかけで、
いろいろなタッチのイラストを描くようになりました。
イラストをFacebookにあげては、4、5人から「いいね!」がつく日々。
ある日、何の気なしに葛飾北斎の『北斎漫画』を真似して、
「よく見たらギターを弾いている江戸時代の人」のイラストを公開したところ、
200以上の「いいね!」がつきました。
こうして“古いものに現代のアイテムが紛れ込んだイラストに短い注釈を入れる”
今の山田全自動スタイルが偶然生まれたのだそうです。

2011年にはWebデザインとイラストの会社を起業し、
4、5年経つとイラストだけで食べていけるようになりました。
以前からリトルプレスを自費出版して福岡の古本市で手売りするなど、
本をつくって売る楽しさを感じていた山田さん。
この頃から「Y氏は暇人名義で路上ネタ本を出さないか」と
出版社から声がかかり、自らも企画を出版社に持ち込むように。
『福岡路上遺産』(海鳥社)『福岡穴場観光』(書肆侃侃房)など
郷土史やまち歩きの本を続々と出版しました。

「自分が書いた本が本屋に並ぶうれしさにハマっちゃったんです。
ただ、本をつくるって想像以上に大変で、何度も挫折しかけました。
“本出したい人あるある”に陥りましたね」と当時を振り返ります。

出版社から「画号をつけましょうよ」と提案され、
家の周りをぶらぶらと散歩していたところ、
「自由律俳句」(五七五や季語にとらわれない自由な俳句)の魁であった
俳人・吉岡禅寺洞(よしおかぜんじどう)の句碑を公園で発見。
「へえ、近所にこんな文化人が暮らしてたんだな」と縁を感じた山田さんは、
この俳号にインスパイアされて山田全自動を名乗ります。

薬院(福岡市中央区)の三角公園に立つ禅寺洞の句碑。

薬院(福岡市中央区)の三角公園に立つ禅寺洞の句碑。

AI時代を生きるため、自分のクリエイティブに「見切りをつけたい」

すっかり売れっ子作家に見える山田さんですが、
自分の作品をおもしろいと感じられない時期もあったそう。

「誰かに“わかる”と言われるたびに、何だかつまらないなあと。
SNSで誰もが“あるある”をつぶやいているし、わかりやすいことに嫌気がさして」

ある日、「みんなついてこれるかな」という意地悪めいた気持ちから、
少しマニアックなネタをSNSに上げました。
それは、昔から好きだった「音収集」趣味から生まれた作品。

山田さんは高校時代、ポータブルカセットプレイヤーで友達の声を録音し、
会話風にコラージュしたものを「無理やり友達に聞かせて遊んでいた」とか。

「操作する音も手間も好き」と愛機を取り出す山田さん。

「操作する音も手間も好き」と愛機を取り出す山田さん。

「1990年代はテレビがアナログ放送だった時代で、
深夜に天気予報が流れた後、放送休止信号が発信されたんですよね。
画面が休止する瞬間が世界の終わりみたいで、怖いのにどこか心惹かれました。
あの深夜の音と映像を編集したシュールな作品をつくったんです」

会心作を山田全自動のInstagramに公開したところ、フォロワーが激減。

「“よくわからないんで普通のあるあるを上げてください”っていう
コメントが並んで。初めて体験した“炎上”でしたね」

山田さんはこの一件を経て、
「共感されなくても、自分がおもしろいと感じる作品は発信しよう」と
Xアカウント・山田全自動みゅーじっく(@ytanet)を立ち上げました。

「僕は作家としての強いこだわりとか、こうなりたいとかあまりなくて。
みんながいいね! と言ってくれることを続けてきただけで、
作家としての自分はどこか“全自動”式に編集されてきた気もします。
ただ、自分だけがおもしろいと感じるものを集めたい欲はあって」

半ば受け身とも思える姿勢で作家活動を続けてきた山田さんが、
2020年代に入る頃、強烈な危機感から自分の意志で決断したことがあります。
きっかけは、AIの台頭でした。

「僕の創作アイデアも表現もあっという間に学習されて、AIでもできる日が来る。
そうなる前に、自分のクリエイティブにきちんと見切りをつけることも大事。
創作一本で生きるのは怖い、次のおもしろいことを探そうと決めました」

〈SPOT(s)〉 東北の新たなライフスタイルを 特集するフリーマガジンが創刊!

福島県いわき市を拠点に、
東北各地をフューチャー 地域の活性化へ

この春、コロカル編集部に東北のカルチャーを紹介する
新たなフリーマガジン〈SPOT(s)(スポッツ)〉創刊のお知らせが届きました。

同フリーペーパーでは、東北に関わるさまざまな人に向け、
青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島と、
東北6県各地のユニークな人や場所、アイテムを紹介することで、
東北各地をマッピングしていくというコンセプトを掲げています。
刊行は春・夏・秋冬号の年3回予定。

また、東北各地に配布し地域内で情報発信することで、
情報の循環および、東北の活性化に貢献していくことを目指しています。

手がけているのは、福島県いわき市を拠点に活動する、
〈aawl〉、〈UCHU PHOTO〉、〈高木デザイン事務所〉の3人。

草野菜央(aawl)

草野菜央(aawl)

福島県いわき市出身。東京の総合PR会社で経験を積み、2021年春に独立。同時に地元へUターンし、フリーランスのPRプランナーとして福島県いわき市を拠点に全国で活動する。aawl

鈴木宇宙(UCHU PHOTO)

鈴木宇宙(UCHU PHOTO)

福島県いわき市出身。東北工業大学工学部デザイン工学科卒業。地元の映像制作会社にて経験を積み、2018年春に独立。いわき市のちいさな写真館として、人物や建築、商品など多岐にわたる撮影を行う。 Instagram:@uchuphoto

高木市之助(高木デザイン事務所)

高木市之助(高木デザイン事務所)

福島県いわき市出身。仙台デザイン専門学校グラフィックデザイン科卒業。地元企業にて、「商品の魅力、地域の風土の伝え方」を模索しながら商品パッケージやウェブサイト、冊子などさまざまなデザインを担当。独立後、地域に根ざしたデザイナーとして活動する。日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA) 会員。Takagi Ichinosuke Graphic & Design

日本三大銘菓〈山川〉が 10年越しのリニューアル! 島根県松江の老舗和菓子店 〈風流堂〉の挑戦

伝統を守りながら進化した新サイズが登場

島根県松江市にある和菓子店〈風流堂〉。
1890(明治23)年の創業から、実に130年以上続く老舗です。

この店を代表する銘菓〈山川〉に、特小サイズとなる
〈山川古今(やまかわここん)〉が新登場しました。

紅白の縁起の良さが際立つパッケージ。

紅白の縁起の良さが際立つ山川のパッケージ。

〈山川〉は同店の2代目が大正時代に復刻させた、
日本三大銘菓のひとつにも数えられる干菓子。

発祥は、江戸時代後期に大名茶人・松平不昧(ふまい)が
京都の紅葉の名所である高尾の美しさを詠んだ歌と伝えられています。

赤を紅葉、白を川(水)に見立てて、移ろう季節を楽しんでいたという
この干菓子は、今なお茶席を中心に愛され続けています。

しっとりとした口当たりと後を引かない甘さが魅力。

山川はしっとりとした口当たりと後を引かない甘さが魅力。

一方で、時代とともに茶席で供されるお菓子の大きさが
変化しているという課題にも直面していました。

これまで販売していた大きさは、はがきサイズほどだったことから
「ひと口サイズにカットしてほしい」などの声を受けていたと言います。

従来商品のサイズ。

山川従来商品のサイズ。

〈鎌倉紅谷〉の「クルミッ子」が主役の アフタヌーンティーが期間限定登場

創業70周年を迎えた〈鎌倉紅谷〉の「クルミッ子」

1954年、和菓子職人の初代と洋菓子職人の2代目が鎌倉の鶴岡八幡宮前に創業し、
2024年に創業70周年を迎えた〈鎌倉紅谷〉。
約40年前に誕生した代表商品の「クルミッ子」は、
自家製キャラメルとクルミをバター生地ではさんだ鎌倉や神奈川を代表する焼菓子として、
世代を超えて親しまれています。

〈鎌倉紅谷〉の「クルミッ子」

〈鎌倉紅谷〉は、業種を超えたさまざまな企業との
コラボレーションにも取り組んでいます。
伊勢丹新宿店 新宿出店90周年を記念し、〈ピエール・エルメ・パリ〉の
代表的スイーツ「イスパハン」とコラボレーションを行ったり
CLAMP原作の『カードキャプターさくら』では作品キャラクターの
ケロちゃんと「クルミッ子」のシンボルキャラクターであるリスくんが共演した
オリジナルストーリーが公開されるなど、そのコラボレーションは多岐にわたっています。

〈SASHIKO GALS〉 東日本大震災の復興から生まれた 刺し子プロジェクトがブランドに!

大槌刺し子が次のフェーズを迎え、ブランド化!

2011年3月11日の東日本大震災で甚大な被害に遭った、
岩手県沿岸南部に位置する小さな港町、大槌町(おおつちちょう)。

岩手県沿岸南部に位置する小さな港町、大槌町

岩手県沿岸南部に位置する小さな港町、大槌町

その3か月後に、復興支援の一環として立ち上げられたのが、
地元のお母さんたちによる〈大槌刺し子(旧、大槌復興刺し子プロジェクト)〉です。

今年で13年目を迎える同プロジェクトは、
事業化に向けて現在クラウドファンディングを実施中。
ジーンズやスニーカー、ぬいぐるみのリメイクなど、
リターンには、一針一針丁寧に縫われた
味わい深い貴重なアイテムが登場しています!
申し込みは今月末まで。

〈大槌刺し子(旧、大槌復興刺し子プロジェクト)〉

震災当初、男性たちが朝から晩まで力仕事に勤しんでいるとは反対に、
女性たちは避難所で1日を終えることが少なくなかったといいます。

そこで、震災で職を失った女性たちの新たな仕事となったのが〈大槌刺し子〉。
針と糸、生地さえあれば限られたスペースでできる刺し子は、
おばあちゃんやお母さん、働き盛りの女性と、
地元の女性たちの精神的拠り所となりました。

10年間で209名の女性がプロジェクトに参加

プロジェクト発足時は全員が刺し子未経験。
しかし、飛騨高山の職人の技術をアレンジしてオリジナリティを追求。
無印良品や中川政七商店、オンワード樫山などとの協業や、
ファッションブランド〈KUON(クオン)〉のサンプル製作や
ショー衣装の制作も行い、着々と技術と実績を積み上げてきました。

2011〜2021年の10年間で209名の女性がプロジェクトに参加し、
3980万8500円の工賃が支払われたそうです。
今では“日本屈指の刺し子職人集団”と胸を張って言えるほど。

ただ、まちの過疎化、仕事の減少、転職者の続出、後継者不足など
現在あらゆる問題に直面しており、
「復興後の地元プロジェクトの事業化モデルケースの実証」
「刺し子の伝統継承」「大槌町ひいては日本の活性化」を目標に事業化し、
〈SASHIKO GALS(サシコギャルズ)〉のブランド化を図っていきたいそう。

景観形成指定建築物を改修した、 北海道函館の一棟貸しの宿 〈Portside Inn Hakodate〉

1885年に廻漕業者が建て、市民に親しまれてきた函館市の景観形成指定建築物

北海道函館市の歴史的建造物が多く残っている西部地区。
赤レンガ倉庫や函館山へ徒歩圏内で、函館観光のメインエリアである
赤レンガ倉庫群や八幡坂、日本三大夜景で知られる函館山ロープウェイから
徒歩圏内でありながら、閑静な住宅街のあるエリアです。

北海道函館市の歴史的建造物が多く残っている西部地区

そんな西部地区には、函館市の景観形成指定建築物に指定された建物がありました。
この建物は、廻漕業者だった旧遠藤吉平商店が
1885年(明治18年)に建てたとされています。

同物件は函館市西部地区の一角に佇み、これまでは商店やバーとして街のひとを
迎え入れていましたが、数年前にカフェが撤退してからは空き物件となっていました。
地域住民の方々からも親しまれている建物でしたが、近年老朽化が進行し、
「どうにか活用してほしい」という声が多くあったそうです。

〈SOIL Nihonbashi〉などを手がけるStapleによる函館のお宿

〈Portside Inn Hakodate(ポートサイドイン ハコダテ)〉

そんな声を受け、立ち上がったのが〈SOIL Nihonbashi〉や〈SOIL Setoda〉など
場やまちの企画や開発、運営を一気通貫で行う〈Staple〉の子会社である
〈Staple函館〉です。

活用方法を検討し、約9か月間の設計・施工期間を経て内装をリノベーション。
2024年1月10日に一棟貸しの宿泊施設
〈Portside Inn Hakodate(ポートサイドイン ハコダテ)〉
としてソフトオープンしました。
2024年春からはさらに外壁の工事を行い、
2024年初夏のグランドオープンを予定しています。

今、話題の〈ジブリパーク〉にも近い! 木や土に触れながら昔の暮らしや遊びを 体験できるグランピング施設が登場

グランピング&BBQ施設、〈ウッドデザインパーク瀬戸〉が、
焼きもののまちとして有名な愛知県瀬戸市にオープン。
車で5分ほどの場所には〈ジブリパーク〉がある、話題のエリアです。
都心からほど近い場所にありながら、豊かな自然に囲まれ、
昔ながらの暮らしや遊びが楽しめるスポットとして人気をよんでいます。

魚を釣ったり、薪を割ったり、憧れの田舎暮らしを疑似体験

慌ただしい日常からふと抜け出して、作物を育てたり、自分で魚を捕ったり、
自然のなかで遊んだり。そんな田舎暮らしを疑似体験できる、
ひと味違ったグランピングを楽しめるのが〈ウッドデザインパーク瀬戸〉のおもしろさ。
敷地内には丸太などを組んでつくられたブランコや平均台などの
木製の遊具のあるキッズパークや、人工で作った小川が流れる川遊びエリア、
マス釣りが楽しめる釣り掘など、自然との一体感が満喫できます。

また、グランピングスペースのテント横には薪を割る道具がセットされており、
その薪を使って焚火をして楽しむなど、アウトドアならではの醍醐味も。
闇が深まるなか、普段の生活では味わえない非日常空間へと誘ってくれるはず。

広場の中央には大きな焚火スペースも。

広場の中央には大きな焚火スペースも。

現代の生活を取り入れながら、少しずつ自然へ歩みよる

ウッドデザインパークの関連会社に、住宅リフォーム会社があることから、
テント内の部屋は冷暖房完備、バストイレつきと、
まるでホテルのような快適な空間となっています。
ウッド調のあたたかみのあるインテリアやおしゃれなファブリックなど
心地よく、無理のないグランピングライフを提供してくれています。

インテリアにも凝ったつくりで、プライベート空間を満喫できる。

インテリアにも凝ったつくりで、プライベート空間を満喫できる。

敷地内には、人気のサウナテントもあり、思い切り汗をかいて
リフレッシュしたあとは、水風呂やシャワーでさっぱり汗を流せます。
大自然のなかで、体ひとつで楽しむサウナは、慌ただしい日常をそぎ落とし、
シンプルでクリアな気持ちにリセットしてくれそうです。

10月30日まで予約制でテントサウナを開催。

10月30日まで予約制でテントサウナを開催。

地元で捕れる魚も展示?  マニアックさが人気の竹島水族館が リニューアルオープン

規格外のユニークさ、マニアも虜にする竹島水族館!

水族館の大きさが1000平米ほどの小さい規模でありながら、
地元の人はもとより、マニアも虜にする愛知県蒲郡市にある
〈竹島水族館〉、通称「タケスイ」。

地元の三河湾で捕れた魚が展示されていたり、詳細な魚の解説が
手書きだったり、水族館なのにカピパラのショーが上演されたり(※)と、
スタッフのアイデアと愛による、魅力あふれた水族館なのです。
※現在は、飼育展示を休止。新エリアでのクラウドファンディングを実施中。

そんなユニークな竹島水族館が、2024年4月1日に
リニューアルオープン。テーマも「More Deep」とし、
深海生物のスペースが拡大されました。

県内での深海魚水揚げ1位の地域密着型水族館

現在、およそ550種類、約5000匹の生き物が生息している
竹島水族館には、常時、約90種類、多い時には約140種類もの深海生物が
飼育されています。これは全国NO.1を誇る数だとか(竹島水族館調べ)。 

その理由は、自然豊かな蒲郡市が、深海生物の愛知県での水揚げ量が
90%を占める「深海のまち」だからです。
県内の「沖合底引き網漁船」4隻のすべてが、市内の漁港にあります。
この立地を生かした竹島水族館では、魚を鑑賞するだけでなく、
展示している地元で捕れたた魚を調理して食べる「タケスイをいただきます!」
というおもしろいYouTube企画も行っています。

スーパーで売っている地魚を、水族館が飼育していることもユニークですが、
珍しい生物の生態を知るだけでなく、生活と密接に関わっている魚を
観察できるところが大きな特徴だといえます。

魚屋さんに並ぶ魚が泳ぐ水槽の名前もユニーク

今回のリニューアルでは、人気の深海生物を細かく分類、水槽の数も増えました。
イソギンチャクやテヅルモズルなどの「キモキレイ」水槽や、
カニがうじゃうじゃと動いている「きもちわるい」水槽など、
独特なネーミングに、思わず笑ってしまいます。
また、各水槽での温度調節が可能になったことから、低い温度帯に生息する
キンメダイやアマダイといった、通常魚屋さんに並んでいる魚たちも
「おいしい深海魚」の水槽で泳いでいる姿を観察できます。

透明の水槽で全方向から見ることができるサンゴ水槽。

透明の水槽で全方向から見ることができるサンゴ水槽。

ひと足早く味わいたい、 鹿児島の「走り新茶」。 生産者に聞くお茶づくりと おいしいお茶の楽しみ方

「新茶の季節」っていつ頃?

新しい年度を迎えて大忙しの春は、気持ちもなかなか落ち着かないもの。
「今日はちょっと疲れたな……」という日は、
おいしい新茶とお気に入りのスイーツでリラックスしませんか?

おもてなしやリラックスタイムにはもちろん、お食事にもよく合うお茶。(写真提供:柳田製茶)

おもてなしやリラックスタイムにはもちろん、お食事にもよく合うお茶。(写真提供:柳田製茶)

「今年の新茶ってもうお店にあるの?」と思われるかもしれません。
手あそびの歌として有名な茶摘みの歌は「夏も近づく八十八夜」という
歌い出しからはじまりますが、「八十八夜」とは立春から88日目のこと。
今年なら5月1日前後に、その年の茶摘みが始まるのが一般的です。

ただし、茶摘みは桜前線と同じように、南から順に始まります。
そのため、八十八夜よりも早くいただける新茶があるんです!
それが、鹿児島から届く早摘みの「走り新茶」です。

お茶の生産量が全国第2位の鹿児島県

茶畑と開聞岳。(写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟)

茶畑と開聞岳。(写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟)

南国ならではのあたたかい温暖な気候を利用して、
1年中さまざまな品種のお茶が生産されている鹿児島。
豊富な日射量によるカテキン類(渋味成分)の増加に加えて、
摘みとり前に遮光資材で被覆をすることでアミノ酸(甘味成分)の増加を促し、
甘みと渋みのバランスがとれた、濃厚でコクのある風味をつくりだしています。

県内での茶業がさかんになったのは昭和後期からと、意外にも最近なのですが、
現在では静岡に次いで国内2位の生産量を誇ります。
2019年にはお茶の産出額で静岡県を追い抜き、国内1位になったことも。

薩摩半島南部の南九州市でつくられる頴娃茶・知覧茶が有名ですが、
種子島や屋久島などの離島ではなんと3月から収穫が始まっているのだそう。
そんな「走り新茶」は、縁起の良い“初物”としても人気が高く、
もちろん、一番摘みのおいしさもギュッと凝縮されています。

参考:かごしま茶navi

日帰り登山から ラグジュアリーな宿泊体験まで。 ABURAYAMA FUKUOKAで 楽しめる10のこと

令和のいま、アップデートを続ける「油山」

令和元年に開園50周年を迎えた、福岡市南区の〈油山市民の森〉。
福岡に住んだことがある人なら、遠足やピクニック、
夜景を楽しむドライブなどで、一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。

そんな油山市民の森が、隣接する油山牧場
(「もーもーらんど」で覚えている人も多いはず!)と一体化して、
2023年に〈ABURAYAMA FUKUOKA〉としてリニューアル。
施設もアクティビティも、大幅にアップデートしているんです!

2024年4月には、〈Snow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKA〉もオープン。
豊かな自然のなかで楽しみたい、10のアクティビティをご紹介します。

01 泊まる

まずは、今年の春にオープンするラグジュアリーな宿泊施設
〈Snow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKA〉からご紹介。
客室は、150平米の広さを誇るプライベートヴィラ「VILLA」、
プライベートサウナ&水風呂付きの「COTTAGE」、
スノーピークがYAKEI SUITEのために開発した特別仕様のテント
「LAND CAVE」を採用した「TENT」の3タイプ。
パリでミシュラン1つ星を獲得した吉武広樹シェフがプロデュースする
本格フレンチとアウトドアが融合した食事も、お部屋でじっくり味わえます。

02 キャンプする

油山のリニューアル第1弾として、2023年にオープンした
〈Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Camp field〉。
ドッグランサイト(Dサイト)がオープンしたことで、
愛犬と一緒にキャンプを楽しめるようになりました!
サイト内では、ワンちゃんがリードなしで過ごせるのもうれしいですね。

03 マウンテンバイクやトレイルランに挑戦する

思いっきりアクティブな休日にするなら、森のなかのアスレチックに挑戦してみては。
自然共生型アウトドアパーク〈フォレストアドベンチャー〉では、
ジップスライドで最長100メートル以上の空中散歩を体験できます。
今年の春には、〈トレイルアドベンチャー〉も開業。
マウンテンバイクやトレイルランで山をワイルドに駆け抜ければ、
自然とひとつになって爽快な気分が味わえそうです。

04 動物と触れ合う

心がホッとするアクティビティなら、動物とのふれあいが1番。
ABURAYAMA FUKUOKAでは、予約不要で乳牛の乳しぼり体験ができます。
ヒツジやヤギのエサやり体験のほか、乗馬体験ができるエリアも!
身長120センチ以下の小さいお子さんは、ポニーに乗馬できるそう。
※すべて当日インフォメーションで受付、定員に達し次第受付終了。

岡山県内有数の桜の名所に 地産地消にこだわったカフェ 〈Miyama cafe PUUT〉がオープン

地元・玉野が育んだ食材をふんだんに使用したオリジナルメニューを提供

岡山県の南端、瀬戸内海に面した場所に位置する玉野市。

市内のほぼ中央部に位置する〈みやま公園〉は、
県内有数の桜の名所としても知られています。

〈みやま公園〉。東京ドーム40個分の広さを誇る敷地のなかに、道の駅のほかイギリス庭園やドッグラン、ミニパターゴルフ場などの施設が充実。

〈みやま公園〉。東京ドーム40個分の広さを誇る敷地のなかに、道の駅のほかイギリス庭園やドッグラン、ミニパターゴルフ場などの施設が充実。

四季折々の自然が楽しめるこの公園内で営業を行う〈道の駅 みやま公園〉に
4月1日、〈Miyama cafe PUUT(みやまカフェ プート)〉がグランドオープンしました。

“玉野の食材をたっぷりと使った、身体が喜ぶ食事を味わえるパーク・カフェ”を
コンセプトにしたこちらのお店。

店名に掲げた“PUUT”にはフィンランド語で「木々」という意味があり、
内装にも〈みやま公園〉の豊かな木々や桜の花びらを連想させる色合いが
採用されています。

グリーンやナチュラルベージュをベースにした店内。

グリーンやナチュラルベージュをベースにした店内。