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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
高知産限定の野菜通販サイト〈土佐野菜〉 。
農環境に恵まれた高知で育てた野菜だけを産直で届けるサービスです。
コンセプトは“土佐婆ちゃんからの野菜の仕送り”。
サイトから注文をすると、ダンボールに入って、
高知で採れた野菜の他に“土佐のおばあちゃんからの便り”や
“土佐野菜を使ったレシピ”、“お裾分け”が同封されます。
料金は、プチヴェール、原木シイタケ、白鵬かぼちゃ、
ほうれん草、ズッキーニ、山東白菜など、旬の野菜13品目を
月に1回の配達で3,380円(税抜、リニューアル特別価格)。
農家と消費者の間に介在する業者をカットすることでコストを下げ、
収穫の翌日にお届けすることが可能に。
“高知の不器用な農家さん”の収益が増えることで、
より価値の高い野菜を提供できる循環モデルです。
また、野菜だけではなく、段ボールから梱包に使用する材料など
全て高知の企業が行っています。
高知は、南側をスッポリと黒潮が流れる太平洋に囲まれ、
北側は森林に覆われるという、日本のなかでも特殊な地形。
特に農作物にとって大事な水を作り出す森林の割合が84%と
日本一を誇ります。一年中温暖な平野部と、
寒暖差の激しい山間部とで旬をずらすことにより、
年間を通して安定的に農作物が収穫できるという
好条件が揃っているんです。
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「高知の農家さんの収益を2割アップさせたい」という想いから
東京の〈プライム〉〈TYO クリエイティブユニット03〉が始めたこの事業。
高知県には真面目で実直な農家さんが多くいるものの、
今の市場では農薬を使わずに作っても価格は変わりません。
また、“高知人”はその実直な人柄もあってか口下手・商売下手で、
わが子のように大切に育てた野菜をなかなか上手に売ることが
できずにいるのが現状でした。
そこで、構築したのが、真面目に作られている
農家さんから野菜を2割高く買い取るという販売ネットワークでした。
〈土佐野菜〉を通じて上がった2割分の収益を
JAS有機栽培の有償認定申請に充てることで、
さらに“より良い野菜”を提供することができるという好循環を狙っています。
サービスの詳細については、公式サイトにて。
information
土佐野菜
Web:公式サイト
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