五郎丸ポーズの仏像だけじゃない! 日本で唯一〈卍型〉の戒壇巡りが 体験できる関善光寺

岐阜県にある関善光寺(正式名称「妙祐山宗休寺」)。
関市のまちを見渡すことができる
景観の良い高台に建てられています。

関善光寺はことし、
流行語大賞にノミネートされた〈五郎丸ポーズ〉と同じ印を結ぶ仏像がいる! と、
大変話題になりました。

八角堂に安置されたその宝冠大日如来は、
1200年前に鋳造された仏像で名作と言われており、
〈五郎丸ポーズ〉にソックリな印相は、
日本ではここでしか見られない貴重なものだそうです。

ラグビー日本代表・五郎丸歩選手のソックリな大日如来像。

日本の仏像では珍しい印を結んでいます。

パイナップルみたいな台座は、よく見ると1013体の仏像が彫刻されています。

注目を浴びている印相以外にも、
宝冠や耳につけた装飾、衣や大蓮台にあしらわれた彫刻など、
とても見応えのある仏像です。
しかし、関善光寺の見所はそれだけではありませんでした。

1753年に建立された大仏殿(旧本堂)の隣には、
長野善光寺の約3分の1の大きさでつくられた
通称〈ミニ善光寺〉が並んでいるのですが、
そこでなるものが体験できるのです。

右が大仏殿、左が善光寺堂。長野の善光寺にそっくりです。

戒壇巡りとは、本堂の地下にある回廊を、
明かりの無いなか手探りですすむというもの。

暗所の道をすすむことで心身を清め、
極楽浄土を実現するという信仰から生まれたそうです。
また、ご本尊とつながっている鍵を見つけ、
触ることができると願い事が叶うとも言われています。

戒壇巡りができるお寺は全国にあるのですが、
たいていは上から見ると口の形をした廊下。
しかし、関善光寺はなんと卍型をしているんです!
複雑な形をした廊下を、49メートルも進まなければいけません。

本堂の右側に入り口があります。

この暗闇の中を壁にぶつかりながらなんと49メートル。本気で怖い。

手に貼られた蛍光シールが頼り。

巡っている間、暗闇に目が慣れることはありませんでした。
静かな闇の中でグルグルと回っていると、
前後左右の感覚が無くなり、孤独感と恐怖心が沸き起こってきます。
今では壁沿いに紐が渡っているので、その紐を離さなければ
迷わず出口にたどり着けるのですが、それが分かっていてもとても怖い。

ただ、自身との対話しかできない、
外界と隔絶された世界というのは神秘的でもあり、
出たあとには頭がスッキリしていました。
鍵も無事見つけることができたので、
もしかしたら願いが叶うかもしれません。

日本で最も難易度が高い卍戒壇巡り。
関市に訪れた時にぜひ試してみてください!

撮影:水野昭子

information

map

関善光寺(正式名称「妙祐山宗休寺」)

住所:〒501-3882 岐阜県関市西日吉町35

TEL:0575-22-2159

営業時間:9時から16時まで

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