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posted:2023.8.15 from:石川県金沢市 genre:ものづくり
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
日本が世界に誇る、創業80年の繊維加工の老舗〈小松マテーレ〉。
同社は2023年6月21日に、石川県の代表的観光地・金沢ひがし茶屋街に
オリジナル商品を販売する直営店〈まてーれ〉をオープンしました。
ここでは、小松マテーレのスローガンである
「Art in Technology(芸術の工業化)」をテーマに、
長年培った匠の技と創業の地である石川県の歴史ある文化を融合させ、
日常を彩るさまざまなアイテム約100点を展開しています。
こちらは、髪の毛の約5分の1の細さの糸で織られた
ポリエステルオーガンジー〈天女の羽衣〉のスカーフとポケットチーフ。
オープンに際し、日本海をテーマにした深い青色や、
九谷焼の五彩からインスピレーションを受け、特別カラーに染め上げた新商品を展開。
染の老舗だからこそ表現できる、深く情緒的なカラーです。
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かわいらしい柄のブロックは、なんと火を使わないお香。
染色後に生まれる廃棄物をリサイクルした特殊素材「グリーンビス」のブロックと
九谷焼の器を組み合わせて生まれました。
グリーンビスには無数の穴が開いているので、たくさんの空気やオイルを含むことが可能。
ゆっくりと芳香するキューブと美しい九谷焼の器で、安らぎのひとときを。
「人と植物が良き相棒となるように」という思いから生まれた植彩インテリア。
「グリーンビズ」のポットは、保水性や通気性など、植物が喜ぶ機能を備えています。
障がい者就労支援施設の方々の手づくりというのも特徴です。
「“もったいない”を“みたことない”にかえる」をコンセプトに、
本来捨てられる素材の活用や、製造過程でロスを生み出さない工夫を施した
小松マテーレのオリジナルブランド〈mate-mono〉。
技術と感性で素材の可能性を最大限に引き出し、
遊び心と想像力溢れるアイテムを数多く展開しています。
マテーレの技術とセンスが詰まったこのショップは、
金沢のまちをさらに活気づけることでしょう。
information
まてーれ 金沢ひがし茶屋街
住所:石川県金沢市東山1丁目27-5 ※宇多須神社向かい
営業時間:10:00~17:00(定休日:1月1、2日)
電話番号:076-256-1763
Web:公式サイト
Instagram:@matere_chayagai
*価格はすべて税込です。
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