古いものを上手に活用した、地球にやさしい場づくり
内装のデザインは、リカドも手がけた長野県諏訪市の
〈株式会社リビルディングセンタージャパン〉の東野(あずの)唯史さんに依頼。
実際の解体や施工の際にはボランティアで集まってくれた多くの方々の協力を得て、
物件購入から約半年後の2017年3月にかどぱんが、
4月にたけた駅前ホステルcueが誕生しました。

ゲストハウス全体を見渡してみると、すべてを新しいものに取り替えるのではなく、
昔からあるものと上手に共存できていることが、
訪れた人々をホッとさせる雰囲気に結びついているような気がします。

引き戸の取っ手部分をよーく見るとフォークを利用してる! 建物内にはこういうちょっとした工夫がたくさん。
さくらさんにそのことを尋ねると、
東野さんの場づくりのセオリーに共感したのが理由だと教えてくれました。
「あず君がリカドを手がけているとき、
私たちもお手伝いをさせていただく機会を得ました。
そのときに普通だと捨ててしまうものや廃材を新しく蘇らせるという
彼のやり方にとても共感したので、ぜひ私たちの宿でも
その手法を生かしたいと思って、デザインを依頼しました」
ゲストハウスの元となった古民家をリノベーションする際、
すでにそこにあった家財や床材の中で利用できそうなもの選別し、
残せるものはできるだけアイデアを絞って活用したそうです。

共用のラウンジスペース。壁の棚はお餅や食料を保存する室蓋を再利用したもの。
例えば、個室で使われている机や棚板はすべて元の家から出てきたものを再利用したり、
室蓋をラウンジの壁に貼りけて棚として使っていたりなど、
ゲストハウスのいたるところに昔のものが新しいものに姿を変えて
利用されているのが目につきます。

古民家から出てきた着物をほどいてつくった「あずま袋」(1320円)。ここでしか手に入らない唯一無二のお土産に。
また、東野さん直伝の古いものを新しいものに変えるというセオリーは、
ゲストハウス内で売られているグッズにもあるそうで、
この古民家から出てきた古い着物は、あずま袋や
風鈴(季節商品のため夏季のみ販売)の短冊にも再利用されています。

ラウンジにあるセレクトショップ。オーガニックコットンのエコバッグやTシャツのほか、伐採した竹を利用してつくられたボールペンなどが販売されています。
ラウンジの一角にあるセレクトショップには、
未来を考えるきっかけとなるアイテムがずらりと並んでいます。
旅の思い出とともに環境について考える「心のしおり」として、
手にとってみるのもいいかもしれません。
『edit Oita』では、堀場さくらさんの仕事や暮らしについての
インタビューを掲載しています。記事はこちらから↓
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竹田と旅人をつなぐ古民家ゲストハウス〈たけた駅前ホステルcue〉堀場さくらさん']
information
たけた駅前ホステルcue
住所:大分県竹田市竹田町560-1
TEL:0974-63-0179
アクセス:JR豊後竹田駅から徒歩約3分
宿泊料金:1泊3850円~10500円
客室数:計5室
*価格はすべて税込です。
