八雲町の秘湯〈温泉旅館 銀婚湯〉 源泉かけ流し、5つの露天風呂で 楽しい湯めぐり。

すっかりお腹いっぱいになったら、このあとには
6月下旬〜7月上旬限定の夏の夜を彩るお楽しみが待っています。
それは、お客さんからも大人気の〈ホタル鑑賞ツアー〉。

銀婚湯すぐ裏の小川に放したホタルが5年越しに育ち、今や宿の夏の風物詩として、
毎夜ごと、闇に浮かび上がるホタルの舞を見ることができます。
明かりを消して、山の深い闇に包まれながら体験する
幻想的な風景は、きっと旅の思い出になるはず。
ツアーの開催は夏の間の2週間ほど。ぜひ見たいという方は、
前もって時期を問い合わせておくのが確実です。

ひと息ついたら、銀婚湯が誇る館内の大浴場へ。大浴場は24時で男女入替となるので、翌朝は早めに起きてどちらの湯も楽しみたいところ。
ひとつは、最も歴史ある、元は混浴だった岩風呂の大浴場〈渓流の湯〉。
窓の外の自然を眺めながら、やわらかなお湯に浸かってのんびりしましょう。

もうひとつの新しい大浴場〈こもれびの湯〉も大きな窓からの光が美しく、
開放感に浸れます。いずれも川のせせらぎを聞きながらの露天風呂は心地よく長湯必至。
朝湯なら、湯上がりの朝食もしっかりいただけそうです。

風情たっぷりな岩風呂〈渓流の湯〉。

ヘルシーなメニューがうれしい朝食。温泉卵は、近所にある〈松永農場〉の卵を使用。味噌汁に入っている〈みみのり〉は3月初旬に地元の浜で採取したもの。

歴史ある秘湯を受け継ぐ

銀婚湯のある落部川中流の中州では数百年前から湯が沸き、
アイヌ民族の人々が親しんでいました。のちに蝦夷地を旅した松浦武四郎も訪れ、
戊辰戦争では幕府軍が負傷者を湯治させたという記録も残る土地です。
銀婚湯の名は、大正14年、大野(現在の函館市)出身の川口福太郎さんによって
温泉の大量湧出に成功したその日が
大正天皇の銀婚式に重なったことから命名されました。創業以来、
全国各地から銀婚式を迎えるご夫婦の来訪が絶えない宿としても知られています。

館内のあちこちに踊る木漏れ日。そこかしこに心地よく過ごせる気配りが行き届いています。

山奥の環境を生かしながら、館の対岸にも敷地を広げて整備し、
隠し湯に至るまでをすべて造作したのは、先代社長の川口忠勝さん。
その背中を見ながら、子どもの頃から庭木の手入れを手伝ってきた、
長男で現社長の川口洋平さんは、

「どこにもないこの自然と、それを生かした庭園、そして隠し湯。
館も含めて維持管理は大変ですが、父のつくってくれた基礎を受け継いで、
多くのお客さまに楽しんでもらえるよう守っていきたいですね」

と語ってくれました。

訪れる人の心を潤す美しい景観とたぐいまれな温泉を堪能する特別なひとときを、
銀婚湯で過ごしてみませんか?

information

map

温泉旅館 銀婚湯

住所:二海郡八雲町上ノ湯199

TEL:0137-67-3111

チェックイン:13:00〜

チェックアウト:11:00

駐車場:あり

Web:http://www.ginkonyu.com