連載
〈 この連載・企画は… 〉
毎月コロカル編集部からテーマを出し、
日本各地で活動している地域おこし協力隊の方から集まった写真とメッセージを紹介していきます。
その土地ならではのものだったり、自分の暮らしと変わらないものだったり……。
どんな暮らしをしてどんな景色を見ているのか、ちょっと覗いてみませんか?
text&photo
Kanta Suzuki, Yosuke Oishi
鈴木寛太/大石陽介
あなたの周囲で今、流行っているものはどんなものですか?
地元の人に愛されるお店だったり、
大人も夢中になる遊びだったり、そのかたちはさまざまです。
今回は北海道と岩手にお住まいのみなさんから
地域で流行っているモノやコトについて紹介してもらいました。
好奇心をくすぐるまちのトレンドを覗いてみましょう。
夕日が沈むと喉を潤したいのか、お腹を満たしたいのか、
〈ちゃんぷ〉というのれんを見ると、お店に吸い込まれていきます。
まちの人たちが集い、ここで「乾杯」を楽しみます。
筆者がお店に入り、席につくとさっそく生ビールを頼み、
あとはマスターにお任せで、適当に焼き鳥を焼いてもらいます。
味つけは決まって塩で頼むのが定番。
しょうが焼きを頼み、
しめには特製冷麺を食べてお店を後にします。
ひとりで来ても、誰かしら常連さんがいて
楽しくお酒をついつい飲んでしまう、
そんな地元の人たちに愛されるオアシス的なお店なのです!
information
ちゃんぶ
住所:岩手県花巻市大迫町大迫第3地割114
TEL:0198-48-4178
定休日:月~木曜
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業日・営業時間に変更がある場合があります。
photo & text
鈴木寛太 すずき・かんた
1991年東京都出身。2011年に発生した東日本大震災以降、大学のボランティアプログラムで、繰り返し岩手県を訪れるようになる。一度は就職するも、2015年8月、地域おこし協力隊として花巻市に移住。大迫(おおはさま)地区で、減少が続くぶどう農家の支援やイベントの企画・調整を行っており、2018年5月にぶどう農家となる。2021年4月から独立して、本格的にぶどうを生業として活動している。
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北海道下川町では、冬を思いっきり楽しむために
「雪板」づくりが行われています。
雪板はスノーボードとは異なり、
足を固定せずにブーツや長靴のままで板の上に乗って滑るというものです。
材料は板だけなので、容易に始めることができます。
そのため、いい歳の大人たちがつくったことのある人に教わり、
また新しい人が教わるというように
次から次へと雪板をつくる人が増加しています。
雪板は、DIYで形もデザインも自由につくることができるのも魅力です。
同じものは、ひとつも存在しません。
そしてつくり終えれば雪が降るのが待ち遠しくなり、
積もれば、滑りに行きます。
滑っているときは、みんな子どものようになってはしゃいで滑っています。
ただ、次の日もしくはその翌日に案の定あいつがやってきます。
筋肉痛。
でもまたやりたくなるのが雪板。
これを下川のパウダースノーでやるからまたハマるんです。
こけても痛いどころか気持ちいい。
冬の北海道で雪板に挑戦してみませんか?
photo & text
大石陽介 おおいし・ようすけ
1988年静岡県焼津市生まれ。 小学校教諭として富士山の麓で8年勤務。うち2年は青年海外協力隊(JICA)としてモンゴルへ。 世界自然遺産である『知床』での生活を経て、現在はSDGs未来都市北海道下川町で活動中。 ローカルツアー事業を行う〈ぐるっとしもかわ〉代表。1日1組限定の1棟貸しキャビン〈A-frame cabin iwor〉オーナー。
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