odekake
posted:2019.2.1 from:新潟県佐渡市 genre:旅行 / 食・グルメ
PR 新潟県
〈 おでかけコロカルとは… 〉
一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。
writer profile
Kiyoko Hayashi
林貴代子
はやし・きよこ●宮崎県出身。旅・食・酒の分野を得意とするライター・イラストレーター。旅行会社でwebディレクターを担当後、フリーランスに転身。お酒好きが高じて、唎酒師の資格を取得。最近は野草・薬草にも興味あり。
credit
撮影:ただ(ゆかい)
豊かな自然に育まれた食の宝庫、佐渡。
その佐渡で、週末になると島民はもちろん、
日本各地から噂を聞きつけた客で行列ができる
一軒家ベーカリー&カフェ〈しまふうみ〉。
佐渡島の西側を大きくえぐるような真野湾の海辺に佇み、
美しい藍色の海が一望できる、そこはまるでリゾートのような場所。
自家製天然酵母をおこし、小麦粉の選定から、使用する材料にまで、
あらゆることにこだわり、手をかけたパンを提供しています。
観光シーズンは、オープン前から人が並び、
午前中のうちにパンの多くが売り切れてしまうこともしばしば。
2017年、しまふうみのベーカリーすぐ横に、
宿泊棟〈SEASIDE HOUSE in しまふうみ〉がオープンしました。
まだ1年たらずの営業期間にもかかわらず、
その評判は口コミやSNSであっという間に広まり、2018年の夏はすでに満室続き!
その評判の真相を確かめに訪ねてみると、まるで自分の別荘のような感覚で過ごせる、
充実のゲストハウスが待っていました。
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玄関を入った先には、過ごしやすい間取りと、
ちょうどいい規模感のキッチン&リビングが。
リビングには大型テレビ、本格的なサウンドスピーカー、
さらにはなんと真空管アンプステレオまで完備。
キッチンには、十分すぎるほどの調理器具、食器、カトラリー。
〈ストウブ〉のお鍋に、〈イッタラ〉の食器やグラスといった
信頼のおけるブランドが、さりげなく置かれています。
これらを使って、どんな料理をするか、どんな盛りつけにするか、
考えただけでもワクワク。
キッチン横に配備されたワインセラーには、
オーナーの故郷である山梨県勝沼産を中心としたワインがずらり。
有料ですが、管理の行き届いたおいしいワインをいただけるなんて最高!
また冷蔵庫内には、新潟の地ビール〈エチゴビール〉や、ソフトドリンクも。
寝室はふたつ。最大で5名の宿泊が可能です。
部屋はすべて防音対策がされているので、リビングがにぎやかでも、
部屋のドアを閉めれば周りの音を気にすることなく静かに休めるという心配り。
お風呂はジェットバスつき。
脱衣所には、洗濯機や洗濯用洗剤も用意されているので、
海で遊んだあとの水着の洗濯や、連泊者にとってもうれしい配慮がなされているんです。
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〈SEASIDE HOUSE in しまふうみ〉では夕食の用意はありません。
それは、佐渡島内にあるおいしい飲食店に足を運んでもらいたいから。
ゲストハウスの周辺には、佐渡でとれた魚介を提供する寿司屋、
割烹料理店、ハムやソーセージのお店〈へんじんもっこ〉の直営レストラン
〈de Vinco〉など、地元の人の行きつけの店が点在しています。
そういったお店に出向き、地元の人と語らうのは旅の醍醐味。
佐渡の思い出がより深まること、間違いなし。
また、地元のスーパーも新鮮な食材が豊富なので、
食材を購入し、夕食を手づくりするのも楽しみ方のひとつ。
これまでには、佐渡産の新米を購入して、ストウブ鍋で炊飯する人や、
佐渡の海で釣ってきた魚をさばいてメインディッシュに、という人もいたそう。
さらに2018年の夏、宿泊者の声をもとにBBQスペースを増設。
海辺の絶景や、夕日をバックにキャンプ感覚でBBQを楽しめたら……。
そんな利用者の声と、スタッフ目線で
「こういうのがあったらいいよね」と思うことをどんどん採用しているのだとか。
翌朝は隣のベーカリーにて、焼きたてパンのブレックファストを(予約制)。
いつもは多くの人でにぎわうベーカリー&カフェですが、
7~9時の間だけ、宿泊者のみが使えるスペースになるんです!
芝生のテラス席、和室、ブランコ、どこに席をとってもOK。
焼きあがったばかりのパンに、地野菜や玉子を挟んだサンドウィッチと、
スープ、サラダ、お好みのドリンクの朝食メニュー。
佐渡の海を眺めながら、ゆったりとした島時間に浸る幸せ。
ちょっと早起きして、優雅で贅沢なモーニングを満喫したいですよね。
しまふうみという名前は、佐渡の景色、空気、食材など、
島が持つさまざまな“風味”を味わってほしいという願いが込められているのだとか。
都会のカフェや宿泊施設では採算が合わないことも、佐渡だからこそできる。
そういう温かなホスピタリティが多くの人の心に響き、
訪れる人や、リピーターを増やしている要因かもしれません。
人気を得ても奇をてらわず、そっと佐渡の魅力に気づかせてくれるしまふうみ。
“自分の別荘”という感覚で、また来たいと思うこと請け合いです。
information
SEASIDE HOUSE in しまふうみ
住所:新潟県佐渡市大小923-5
TEL:0259-51-1515
宿泊料金:1棟貸切20000円~22000円(2~4名)
朝食料金:1200円(ベーカリー&カフェしまふうみにて)
チェックイン15:00~、チェックアウト10:00
*レンタカー&宿泊セット割引もあり。
information
Bakery & Cafe しまふうみ
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